二人目妊娠

2015/12/02

すぐに2人目が欲しい!産後の妊活はいつから可能?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

すぐに2人目が欲しい!産後の妊活はいつから可能?

赤ちゃんを出産した後は休息が必要ですが、すぐにでも次の子どもが欲しい場合は、いつ頃から妊活が可能なのでしょうか。産後の身体はどの程度の安静が必要なのか、また生理の再開と妊娠との関係についてなど、看護師さんたちに聞いてみました。

出産後どのくらい期間をあけるの?

現在妊娠中ですが、出産後すぐにでも2人目を作りたいと考えています。悪露が終わるまでは妊活はできないと思いますが、その後はすぐに妊活に入っても問題ないのでしょうか。子宮への負担や授乳しながらの妊娠にリスクがある場合、どの程度の期間をあけるのが理想でしょうか。私自身まだ出産していないので、実際は体力や精神的に次を望めるかどうかわからない部分もありますが、産後可能な時期から妊活したいです。(20代・女性)

生理の再開を待ち、身体の調子が整ってからが理想

どの程度あければ妊活してよいという基準はなく、産後すぐの妊娠が身体に与える影響というのも科学的に証明されてはいないようです。しかし、産後はホルモンバランスの乱れから身体の調子が整わないことも多いので、体調が整ってから妊活に挑む方がよいでしょう。

産後はホルモンのバランスが崩れるため、いつ排卵が起こるかわからず、生理の再開を待たずに妊娠した方もたくさんいます。しかし、妊娠・出産は母体に負担をかけるため、無理せず体力の回復のため産後1カ月は安静に過ごし、生理の再開を待って身体の調子が整ってからがよいでしょう。2カ月を過ぎた頃から、骨盤矯正の体操などを行って骨盤の歪みを矯正し、徐々に身体を動かすようにしてください。(産科看護師)
悪露が終わるまでは妊活できない、ということはありません。出産後の生理は、早い人だと産後1カ月半頃から始まるという人もいます。悪露が長く続くと悪露と生理の見分けがつかないこともありますが、生理が始まるのであれば妊活は可能です。(看護師)
産後すぐに妊娠することについては、子宮の病気の原因になるという人もいれば、まったく問題ないという人もいますが、実際に出産後すぐの妊娠がどのように影響するかなどは科学的に証明されていません。(看護師)

排卵の有無を確認するため基礎体温の計測を

ホルモンの影響により、生理がきても無排卵ということも。排卵がなければ妊娠はできませんので、スムーズな妊活のためには基礎体温のチェックをするとよいでしょう。

母乳栄養の場合は生理の再開が遅れることもあり、ホルモンのバランスが整っていないため生理が再開したと思っても無排卵の場合もあります。排卵が起こらなければ妊娠は不可能です。悪露が終わってすぐに排卵が起こるわけではありませんので、確実にタイミングを図るために基礎体温をつけるとよいでしょう。(産科看護師)
生理が始まらないことには妊活ができませんし、こればかりはそのときにならないとわかりません。生理の再開は、遅い人だと産後1年半程度経ってからという人もいますし、まずは今の赤ちゃんを無事に出産することですね。(看護師)

排卵が起きていれば妊娠そのものは可能ですが、産後はホルモンバランスの乱れなどから無排卵のこともありますし、体調がなかなか整わないこともあります。産後1カ月は安静にし、徐々に身体を動かして調子が整ってきてから妊活を進めるとよいでしょう。

早く妊娠するとリスクが高まる?

2人目の妊娠の適切な時期は、1人目出産の1年後以降とされています。
1人目出産から1年未満で2人目を妊娠すると、早産や低出生体重児となる危険性が高くなると考えられています。低出生体重児とは、生まれた際の体重が2500g以下の赤ちゃんを言い、早産になることが多いです。2000g以上であれば大きな問題はないとされていますが、成長に遅れが見られることもあります。

年代別 体のことを知って妊娠しやすくしよう!

女性の体は年齢を重ねるにつれ大きく変化していきます。妊娠に関するもので言うと、20代で成熟期を迎え妊娠の準備期間が始まり、40代後半~50代で閉経となります。
妊娠を望むのであれば、年代別の体の状態を知ることは大変重要です。

●20代の体の状態

20代から40代前半にかけては成熟期で妊娠しやすい時期。
生理後から排卵前は女性ホルモンのひとつエストロゲンが分泌され、排卵後から次の生理までにプロゲステロンが分泌されます。女性ホルモンが正常に分泌されると、基礎体温は高温期と低温期のきれいな二層となり、排卵も正常に行われます。生理周期も整い、25~38日周期、生理の日数は3~7日ほどです。
エストロゲンの作用により、排卵前は子宮内膜が熱くなり、排卵後はプロゲステロンの作用で柔らかくなって受精卵が着床する準備がなされます。

●30代の体の状態

30代の前半では、20代同様女性ホルモンの分泌が正常に行われ、着床しやすい状態になっていることが多いです。しかし、35歳を過ぎる頃から少しづつ女性ホルモンの分泌量が減少し、卵子や子宮も老化していきます。そうなると、生理周期や生理期間に乱れが出るようにもなります。

●40代の体の状態

40代ではホルモンの分泌量がさらに減って子宮や卵子の老化も進んでいきます。ストレスによって生理周期が乱れたり生理自体がこなくなったりといったことも。基礎体温の乱れ、無排卵月経が起こることもあります。
子宮はだんだん小さくなり、子宮筋層の弾力や厚さも失われていきます。子宮内膜も薄くなって着床しづらくなるため、この頃になると自然妊娠の確率は大幅に下がり5%程度に。また、早産、流産、染色体異常のリスクも高くなります。

二人目で不妊になることってあるの?

1人目は問題なく妊娠、出産したにも関わらず、2人目がなかなかできない2人目不妊。実はこの2人目不妊に悩む夫婦は多く、特に近年増えている傾向にあります。2人目不妊の原因として考えられるものに、以下のものがあります。

●加齢

不妊の大きなカギとなるのが年齢です。2人目の妊娠を望むとき、当然パパもママも1人目のときよりも年齢を重ねています。近年の晩婚化、出産の高齢化により、2人目を望むときにすでに妊娠しづらい年齢になっているというケースがあります。

●子宮・卵巣・卵管のトラブル

1人目を妊娠・出産した際に子宮や卵巣、卵管になんらかのトラブルが起き、それによって2人目を妊娠しづらくなってしまうことがあります。
特に、1人目を帝王切開で出産した場合など、開腹手術をしたときは卵管の周りに癒着が起こることがあり、それが原因となり2人目不妊になることもあります。

不妊の原因は必ずしも女性側にあるわけではなく、男性に原因がある場合もあります。また、はっきりと原因が特定できないこともあります。
2人目がほしいと考えているのであれば、早めの妊活がおすすめ。妊活に重要なのは食生活や睡眠などの生活習慣の見直しや基礎体温のチェック、骨盤ケアなど。特に1人目も妊娠しづらかった、という場合は、早めに準備を始めましょう。


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