感染症

2015/12/12

次男が手足口病に…長男と三男を感染から守るには?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

次男が手足口病に…長男と三男を感染から守るには?

感染力が強いとされる手足口病。子どもが複数人いると、看病の傍ら心配なのが兄妹への感染です。3人の息子がいるママからの、感染を防ぐためにどうすればよいかという相談に対し、看護師さんたちの答えとは。

ママからの質問:「手足口病の感染力について」

3歳の息子が昨日の夜から高熱を出し、手足口病だろうと診断されました。保育園の先生に伝えると、感染力が強いのでしばらく休ませてください、といわれました。感染力が強いといわれましたが、我が家には6歳のお兄ちゃんと1歳の弟がいて感染しないか心配です。大人にもうつるとききましたが、感染しないためにはどうすればよいのでしょうか。どのくらいの接触だったら、感染せずに済みますか。(30代・女性)

なるべく接触を減らし、除菌に努めて

おもちゃやタオル、衣服や食器、家の中のものなど、摂食や唾液による感染を媒介しそうなものには注意し、感染者と分けて使用するか、こまめに除菌するようにしましょう。

手足口病は、コクサッキーウイルス、エンテロウイルスにより、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便に排泄されたウイルスが口に入ること)が感染経路です。集団生活の中で感染することがほとんどで、家族に感染者がいれば家庭内感染も起こります。(産科看護師)
正直、同じ家庭にいる限り、完全に感染しない方法は難しいです。ですが、なるべく発熱が落ち着くまではお母さんのそばで安静にして、他の兄弟と同じおもちゃや物は触らせないようにすることです。また、感染している次男さんの衣類だけ別に洗濯するようにしてください。(内科看護師)
家庭内では、隔離させる必要はありませんが、できるだけ接触させないこと、食器やタオルの共用は避けてください。一緒の入浴も避けた方がよいでしょう。お子さんが口の中を触っているのでしたら、手をこまめに拭き取り、唾液のついた手で、他の家族に触れないよう注意してください。ドアノブ(特にトイレ)や電気のスイッチ、リモコンなど、複数の方が触れる場所は、除菌シートやスプレーで除菌を心がけてください。(産科看護師)

うがいや手洗いを励行し、大人も十分な注意を

大人も含めた家族全員が、手洗いやうがいを励行して予防に努めましょう。もし感染した場合、大人のほうが子どもよりも厄介だということですので、病人の世話をするときも自分を守るように心がけるのが賢明です。

手足口病には有効な予防薬がありませんので、他の家族も、外出後や食事前の手洗いやうがいを心がけてください。また、症状が治まっても、ウイルスが体内に残っている場合がありますから、感染して2週間くらいは、感染の可能性があると考えてください。(産科看護師)
感染力は強いですが、小児は症状が強く出ても症状はすぐに緩和しますので、そこまで神経質にならなくてもよいと思いますよ。それよりも大人は感染すると症状が強く出るので、仕事を休まないとならなくなることもあるため、オムツ交換などは素手で行わないように注意が必要です。(内科看護師)

手足口病にかかった子どもがいる場合、なるべく接触しない、食器やタオルなどの物品を共用しない、ドアノブなどは除菌を心がける、手洗いとうがいを励行するなどして、残りの家族の感染予防に努める必要があります。大人の感染予防も忘れずに心がけましょう。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加