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2歳児にタバコを吸わせるなんて…児童虐待って増えてるの?

2015年11月、2歳男児にタバコを強制的に吸わせたとして父親とその交際相手の少女が逮捕されました。この事件は、その衝撃的さゆえにまだ記憶に新しい人も多くいるかと思います。「遊び半分でたばこを吸わせた」という供述をした容疑者に対し、多くの非難がネット上でも聞かれます。
虐待は世の中に増えてきているのでしょうか?

児童虐待は24年連続で増え続けている

2015年10月8日時点の厚生労働省の公表した情報によれば、2014年度の全国の児童相談所にて児童虐待の件数が8万8931件(速報値)と過去最多になったといわれています。また、児童虐待は24年間連続で増え続けています。

増えた原因の一つに、虐待被害を受けた児童だけではなく、その兄弟や姉妹も「心理的虐待」を受けていると考えられるようになり、通告が増えたことがあります。心理的虐待の中では、子どもの前で配偶者に暴力を振るう「面前DV」が17,224人中7273人を占めています。また、虐待の分類を見ると、身体的虐待、怠慢・拒否、性的虐待も全て増えて続けていることが警察庁の通告人数で確認されています。

件数増加の背景は、児童虐待と見なす対象が増えたことも関係ありますが、心理的・身体的虐待も依然として増えていることがあることがわかります。

母親のストレスや孤独を軽減するために

今回の事件のように、幼児にタバコを「遊び半分」で吸わせる行為は許されるものではありません。また、たとえ育児ストレスを抱えていても、そのストレスから引き起こす虐待事件も許されるべきではないものです。どのような原因があろうとも、子どもを虐待することは犯罪です。

しかし、育児ストレスに関しては、全てのママが経験したことのあるのではないでしょうか? 根深く、深刻な虐待の原因を少しでもなくすためには、周りとのつながりを増やし、困ったときにすぐに頼れる存在を持つことも一案です。

たとえば、地域の専門家がいる「子育て支援センター」や信頼できる託児サービスに頼ってみること、などです。友人が近くにいないママであっても、託児研修を受けた地域のお世話役に子どもの送迎や託児を頼めるサービスなどもあります。サービスによっては、あらかじめお世話係にイベント等で知り合うことができ、信頼した相手に自分の子どもを預けることができるものもあります。

自分でストレスを抱え込まず、「完璧なママじゃなくていい」「頼ってもいい」という気持ちで、他人に育児を頼むことも一度、検討してみるのもよいかもしれません。


2015/12/04

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この記事の監修/執筆

イクシル編集部