体外受精

2015/12/11

体外受精に失敗し自信喪失…セカンドオピニオンをとるべき?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

体外受精に失敗し自信喪失…セカンドオピニオンをとるべき?

様々な事情で自然妊娠が難しい場合、不妊治療を検討するという選択肢があります。体外受精に挑戦したものの失敗したことで、セカンドオピニオンを受けるべきか悩む女性からの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

妊娠希望の女性からの相談:「体外受精に失敗し、セカンドオピニオンを受けるか悩んでいます」

不妊治療を広めたと昔から人気で、世代交代して高級感ある病院に生まれ変わった病院で不妊治療を始めました。そこで、卵管がつまり自然分娩は難しいため、体外受精をしました。苦労して作成した1個の受精卵を4カ月かけて慎重にお腹に戻しましたが、すぐに失敗がわかりました。膨大な時間とお金をかけた体外受精が失敗し、自信をなくしてしまいました。世代交代したばかりで実績がなく、頼りなさも感じることも多々ありましたが、親身に取り組み、私の弱さも受け止めてくれた先生です。気が引けますが、セカンドオピニオンするべきでしょうか。(20代・女性)

意外と低い、体外受精の成功率

体外受精による妊娠の成功率は、20代でおよそ35%です。技術と患者の状態にも成功率は左右され、数年治療しても結果を得ることは難しいと教えてくれました。

体外受精の成功には、できるだけ健康な卵子を採取して健全な状態で保存すること、体外培養下で精子と受精させることなど、医師にも高度な技術を要求されます。しかし医師に高度な技術があっても、卵子や精子、子宮環境に問題があれば妊娠は難しくなります。20代では成功率は35%ほどで、さほど高くありません。ですから、何年も不妊治療を行っても、1,2回の体外受精で妊娠することは厳しいと考えてください。(産科・婦人科看護師)

医師との信頼関係も重要

不妊治療には医師との信頼関係も重要で、親身になってくれる医師の存在は貴重なのだそうです。検査、費用、新たな信頼関係の構築などの負担も考慮して検討するよう、アドバイスしてくれました。

セカンドオピニオンするかしないかは、ご自身が決めることです。せっかく信頼関係ができた先生を離れるか、気持ちを入れ替えて新たにチャレンジするか、ご家族ともよく相談してください。新たな病院ですと、また一から検査しなければならない場合もあります。どんな治療にもいえることですが、医療者との信頼関係も治療効果に関わってきますから、よく考えて検討してください。(産科・婦人科看護師)
体外受精の精度は病院を変えたからといって50%、60%に上がるわけではありません。気持ちが落ちたりストレスが加わるとホルモンバランスにも影響してしいます。セカンドオピニオンをするのにも少なからず金銭の負担は発生しますし、親身になってくれる医師というのは貴重だと考えます。今回の結果は残念でしたが、親身になってくれた先生のもとで治療を続けてはいかがでしょうか。(循環器内科看護師)

体外受精の成功率は20代で約35%と、高いものではありません。信頼関係のある医師と離れることになること、検査や費用などの負担が新たにかかることなども考慮して、セカンドオピニオンを検討してはいかがでしょうか。


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