妊活・妊娠したい

妊娠が継続できた場合、不妊症治療薬は処方されなくなる?

不妊治療の中には、投薬によって妊娠しやすい身体に整える方法があります。不妊治療の結果、妊娠した女性から、妊娠が継続できた場合の投薬について相談がありました。看護師さんたちはどのように答えているでしょうか?

プレママさんからの相談:「妊娠したが、不妊症の治療薬を止められてしまうのが不安」

不妊治療を始めて5年、出産歴はなく、ホルモン補充で移植して現在、妊娠5週です。流産を繰り返し、不育症の検査をしましたが治療する点はありませんでした。 現在プロゲテポー筋注・プロゲステロン・デュファストン・アスピリン・ヘパリン・ダクチル・当帰芍薬散を処方されています。もし妊娠が継続できたら、これらの薬はいつまで続きますか。質問がきっかけで投薬をとめられることが不安で、医師に聞けずにいます。(40代・女性)

薬の継続は可能

不妊症治療で処方される薬の働きについて、教えてくれました。妊娠中にも継続して同じ薬を処方されることもあるようです。

不妊症に使われる薬には主に、黄体ホルモンの分泌を促し、妊娠しやすい身体を作る作用があります。プロゲテポー、デユファストン、ダクチルは、切迫流産の治療薬としても使用されていますから、流産の可能性がある場合は服用してもかまいません。(産科・婦人科看護師)
アスピリン、ヘパリンは、血流をよくする効果があるため、出血しても止血しにくい副作用があります。当帰芍薬散も血行をよくする効果がありますが、安胎効果や妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)予防のために、妊娠後期まで服用する方もいます。(産科・婦人科看護師)
現在内服している薬を、そのまま継続することは可能だと考えます。ホルモンの薬だったりしますので、必要に応じて注射をしたり、内服の追加をしてくれるはずです。今現在、内服している薬は妊娠を継続するための作用を含んでいます。過去に何度も流産されている経緯を知っていれば、止めることはないでしょう。なんらかの副作用が出た場合は、副作用を回避するために、似たような作用のある別の薬に変えることはあるかもしれません。(血液内科看護師)

服薬は自己判断しないで医師に相談を

服薬について自己判断することは危険です。不安があれば、主治医に相談するようにしましょう。

薬を服用していることを主治医はご存じでしょうから、医師の指示がなければ、中止する必要はありません。妊娠が確実になれば服用する必要がない薬もありますので、中止しても不安になることはありません。何度も流産を繰り返し、些細なことでも神経質になってしまうでしょうから、不安なことは何でも主治医に相談してください。自己判断で服薬を続けたり、中止する方が危険です。(産科・婦人科看護師)

不妊症治療に使われる薬には、妊娠中も継続して処方されるものもあるようです。投薬については、自己判断を避け、不安があれば主治医に相談しましょう。


2015/12/11

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