妊活・妊娠したい

夫が糖尿病治療中…薬や注射が妊活へ悪影響を及ぼす?

ママの病気や服薬が妊娠に影響するのは当然ですが、パパが病気で服薬や注射など行っている場合はどうなのでしょうか。妊娠を計画したいものの、ご主人が糖尿病治療を必要としているため、妊娠や胎児への悪影響を懸念している女性の悩みに対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

妊娠についての質問:「主人の糖尿病治療の妊娠への影響について」

夫婦ともに36歳です。出産経験はありません。今年、主人の糖尿病が人間ドックで判明し、治療を続けています(経過観察程度の糖尿病網膜症も発症しています)。投薬はメトグルコや高血圧症の薬の服用、インシュリン注射も行っており、妊娠に弊害があるのではないかと心配です。内科医から障害児が生まれる確率が倍になると聞き、子づくりも中止しています。服薬は今後1年くらい必要な見込みです。専門的な意見を教えていただきたいです。 (30代・女性)

パパの糖尿病やインスリン製剤は問題なし

ママの糖尿病は障害児の可能性がありますが、パパの糖尿病で、きちんとコントロールできている場合は、精子や妊娠への影響を心配する必要はないようです。また、インスリン製剤の影響もないとされています。

胎児に奇形が発生する可能性があるのは、お母さんが糖尿病のときで、お父さんが糖尿病のときは問題ないようです。糖尿病の男性は精子ができないとか、精子に損傷があるといわれていますが、これは高血糖の場合で、インスリンで血糖のコントロールができていれば問題ないでしょう。(産科看護師)
パートナーの方が高血圧や糖尿病などの生活習慣病だからといって障害を持って生まれる可能性は左右されないと思いますよ。母親側が糖尿病や高血圧だとするとリスクは多少関係してきますが。(内科看護師)
インスリン製剤は、ラットによる動物実験で、精子の活動性、精子数、正常形態率に影響しないという結果が出ています。(産科看護師)

年齢が上がることのほうが妊娠に影響

いろいろなリスクについて考えると心配になってしまうものですが、実は、そのために子作りを先延ばしにして母体の年齢が上がることのほうが問題のようです。どんな妊娠でも絶対安全ということはないため、子どもを望むのであれば、確率を気にして時間を浪費するよりも、医師に相談しつつ前に進むのが賢明なのかもしれません。

糖尿病や高血圧があると勃起不全などの不妊の原因にはなります。それよりも、質問者様の年齢では、酷なようですが時間が経つほど妊娠しにくいということになってきます。妊娠できないわけではありません。(内科看護師)
たとえば年齢についても、20代に比べて30代、40代の方が障害を持つ子どもが生まれる数は多いものの、そうでないケースもたくさんあります。20代でもリスクはあるわけですから確率で考えても仕方のないように思えます。(内科看護師)
妊娠に関しては、内科のご主人の主治医、産科の主治医とよく話し合って検討してください。(産科看護師)

パパの糖尿病やその治療による妊娠や胎児への影響はないと考えてよさそうです。もちろん絶対に少しもリスクがないといい切れるわけではありませんが、それよりもママの年齢が上がってしまうことのほうが問題です。医師と話し合って前向きに検討するのがよいかもしれません。


2015/12/11

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