妊活・妊娠したい

検査で子宮と卵巣の癒着が判明・・・妊娠や出産は大丈夫?

片方の卵巣が癒着し、卵管の長さや形がいびつになっているという検査結果を見て、妊娠や出産に影響がないかどうか心配している相談者がいます。この悩みに対し、看護師さんたちは何とアドバイスしているでしょうか。

妊娠についての相談:「検査の結果、子宮と卵巣が癒着しているようです」

卵管造影検査を行ったところ、片方の卵巣と子宮が癒着していることがわかりました。右と左とではまったく卵管の長さが違っていますし、癒着している方の卵管は変な恰好に曲がっていました。特に治療をするというようなお話はありませんでしたが、やはり不妊の原因となりうるのでしょうか。また、幸いにも妊娠できた場合、子宮と卵巣が癒着していることが何らかのトラブルにつながることはないでしょうか。(30代・女性)

癒着は傷や炎症が治るときにくっついて起こる

癒着というのはもともと、組織が回復するときに余分なところまでくっついてしまったために起こります。何か悪い病気のようなものではなく、自然治癒力が少し余分に働いてしまったものです。

傷ができた場合、傷を回復させるために組織同志はくっつこうとしますが、癒着とは、この際にくっついてほしくない組織までもがくっついてしまうことをいいます。お腹の手術を行った方にはほとんどが内臓の一部に癒着が見られますが、症状がなく、日常生活に支障がなければ問題ありません。手術を受けていないにもかかわらず、卵巣と子宮が癒着した原因ははっきりわかりませんが、内膜症による炎症で癒着が起こったとも考えられます。(産科看護師)

治療不要であれば、妊娠も出産も心配ない

卵巣は2つあり、少なくとも片方から排卵があれば妊娠への影響はなく、単純に妊娠の可能性が半分になるものでもないようです。

癒着した卵巣から排卵が起こっていなくても、卵巣は2つありますから、もう片方から正常に排卵が起こっていれば妊娠には問題ありません。癒着の状況にもよりますが、治療の必要がないといわれたのでしたら妊娠にも問題ないでしょう。妊娠するためには卵管の長さより卵管の通路が狭くないことや、正常な排卵が起こっているかが重要になりますから、医師の方針にまかせてよいと思います。(産科看護師)
2つある臓器の片方が駄目な場合は、もう片方がその機能を補うこともあります。ですので、妊娠できる可能性が癒着してない人に比べて一概に半減する、ということもありません。そのため手術という話がでなかったのかもしれませんね。妊娠できれば、癒着していてもあまり影響はないように思われます。(内科看護師)

癒着とは、傷が回復するときに余分なところまでくっついてしまったものです。2つある卵巣のうち1つが癒着していても、もう1つの卵巣が正常に排卵していれば、妊娠も出産も心配する必要はないようです。


2015/12/14

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