感染症

喘息様気管支炎にかかって3年…喘息に移行している?

季節の変わり目や風邪を引いたときに、呼吸が苦しくなってしまう喘息様気管支炎。治療や投薬が長期にわたり、喘息への移行を心配しているママに対し、看護師さんたちのアドバイスとは。

ママからの相談:「喘息様気管支炎から、喘息に移行するのでしょうか」

1歳の頃から頻繁に気管支炎になり、季節の変わり目や風邪を引くとすぐにゼーゼーいうようになりました。喘息様気管支炎と診断を受けて、もう3年ほどキプレスを切らすことなく服用しています。咳が出るときはパルミコート、インタール、メプチンを吸入します。医師からはっきりとはいわれていないのですが、喘息様気管支炎から喘息に移行しているのでしょうか。どのようなタイミングで治療をやめることができるのでしょうか。(30代・女性)

喘息様気管支炎と喘息は微妙に違う

喘息はアレルギー反応、喘息様気管支炎は感染による炎症です。表面上の症状は似通っていますが、実際には異なるもののようです。

喘息様気管支炎と喘息は似たような症状ですが、喘息の場合は一種のアレルギー物質(たとえばダニやホコリ)を吸うことで呼吸に関わる気管が炎症を起こして狭くなるため、ゼーゼーとした音を生じさせます。一方、喘息様気管支炎は細菌やウイルスに感染したために気管支が炎症を起こして生じるもので、両者は微妙に違います。恐らく、喘息様気管支炎を繰り返しているので予防的に処方という意味なのかなと思います。(内科看護師)

成長とともに治まるものだが、繰り返さないように注意を

喘息様気管支炎は、気管支の発達とともに自然に治まっていくといわれていますが、繰り返すようですと喘息へ移行する可能性も。気管支炎を極力繰り返さないため、医師の指示通りに薬を使用し、ダニや花粉を取り除き、風邪の予防に努めましょう。

成長とともに治まっていきますので、小学生ぐらいになれば治療の必要性はなくなるといわれています。(内科看護師)
成長とともに気管支が発達してくると自然に治癒する場合もありますが、喘息様気管支炎を繰り返すようでしたら喘息に移行することもあります。風邪などに感染していなくても、ゼーゼーとした呼吸、呼吸困難があるようでしたら喘息と考えていいでしょう。パルミコート、メプチン、インタールは、喘息の治療にも使われる薬ですから、使用を中止すれば喘息の発作が起こるかもしれません。薬については必ず医師の指示を守ってください。(産科看護師)
日常生活でも、部屋をこまめに掃除して、ダニやホコリをためないようにしてください。カーペットはひかずフローリングに。フローリングはホコリをまき散らしやすいので、掃除のときは、まず雑巾がけしてから掃除機をかけるようにしてください。花粉のアレルギーがある場合は、布団は外に干さず布団クリーナーでダニやホコリを除去してください。また、日頃からうがい、手洗いを行って風邪の予防を心がけてください。(産科看護師)

喘息様気管支炎と喘息は2つの異なる病気です。喘息様気管支炎は成長とともに治まるものですが、繰り返していると喘息への移行も考えられます。気管支炎を繰り返さないよう、きちんと薬を使用し、掃除や風邪予防に努めましょう。


2015/12/14

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)