子どもの病気・ケガ

手足口病、解熱剤で対処する以外によい方法はないの?

子どもが高熱を出して口内炎で食べられず、ぐっすり眠ることもできない様子を見ると、心が痛みます。手足口病には有効な薬がないため、解熱剤を使用して回復を待つのですが、他にできることはないのかという質問に対し、看護師さんたちの答えとは。

ママからの相談:「手足口病は対処療法以外にできることはある?」

1歳3カ月の息子が手足口病になりました。病院では、手足口病は薬がないからと、念のため解熱剤を処方してもらいました。口内炎がしみて食べられず、寝ても降ろすと泣くので1日中抱っことおんぶの日が2~3日続きました。熱が41度近かったので解熱剤を使用する他は何もできず、ただ回復するのを待つだけでした。対処療法しかないと聞いてはいたものの、何かよい方法(ぐっすり眠れる方法など)はないものでしょうか。(30代・女性)

冷たくて、のどごしのよいものを与え、脱水に注意

口内炎のため食事がとりにくいことが、大きなネックとなる手足口病。痛みが少ないように小さく切ったり、冷やしたりしてあげましょう。また、発熱時は水分補給に注意してください。

手足口病は高熱を伴い、手や足の発疹、口内炎ができる感染症です。口内炎ができるため、特に小さいお子さんは食事を摂ることが困難になり、機嫌が悪くなったり、寝つきが悪くなります。(産科看護師)
食べ物は、のどごしのよいもの、消化のよい物をあげるようにしてください。温かいものは口内炎にしみますから、冷たいスープや冷やした茶わん蒸し、ゼリーやプリン、ジュースなど、お子さんが食べられるものを与えてください。高熱があれば、脱水を起こしやすいので、水分補給を心がけてください。(産科看護師)
食べ物はゼリー状にしてあげたり、ゼリー飲料を活用して、せめて水分だけは摂れるようにしてくださいね。ご飯もおかゆにしてあげて味付けは薄め、食べ物は小さく切る、煮込むなどしてあげると痛みもいくらか違います。また熱すぎると食べるのが大変なので少し冷ましてください。(内科看護師)

解熱剤の他、冷却材や漢方薬で苦痛を和らげて

高熱が続くと身体に負担になるため、解熱剤は必要に応じて使用しましょう。また、回復を待つ間、のどの痛みを和らげる漢方薬や冷却材で苦痛を和らげるのもおすすめです。

40度以上の熱があったり、熱でぐったりしている状況なら、解熱剤で熱を下げることも必要です。高熱が続くと体力を消耗しますし、他の臓器にも悪影響を与えます。手足口病は繰り返すこともあり、おっしゃるように有効な治療法がなく、対処療法で症状の回復を待つしかありません。なるべく感染しないよう、日頃から風邪の予防を心がけてください。(産科看護師)
市販薬である漢方の葛根湯や桔梗湯などは、喉の痛みを和らげてくれたりする効果がありますが、お子さんの年齢では漢方は飲めれば使ってみてください。できることは対処療法しかありませんが、保冷剤や冷却シートなどを利用して冷やしたり、親御さんがそばにいてあげるなどして安心感を与えてあげるのがいいと思います。(内科看護師)

手足口病の治療薬はないため、解熱剤を必要に応じて使用しながら、回復を待つことになります。のどごしのよい食事と水分補給に努め、漢方薬や冷却材も使いながら乗り切りましょう。


2015/12/15

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