両親ともに長身なのに、7歳の子供が小柄です。身長を伸ばすための成長ホルモンを出すにはどのような食材を摂れば良いか悩むママからの相談です。
ママからの相談:「小柄な子供の身長を伸ばしてあげるには、何を食べさせれば良いでしょうか?」
7歳の娘の身長が伸びず、悩んでいます。先日の身体測定では105cmでした。もう少し身長を伸ばす手伝いをしてあげたいです。成長ホルモンを出すには、どのような食材を積極的に与えるとよいでしょうか。私も主人も背が高い方です。(40代、女性)
身長が伸びるには、食事、運動、睡眠が大切です。
身長を伸ばすためには骨や筋肉を作るための食事の他にも、運動や睡眠が大切であると教えてくれました。
身長には、栄養、遺伝や運動、生活習慣が影響します。栄養面では、カルシウム(牛乳、魚類、海藻類)、野菜(小松菜、切り干し大根、野沢菜)、たんぱく質(豆類、肉類、卵)、乳製品(チーズ、ヨーグルト)、マグネシウム(牡蠣、アーモンド、ほうれん草、豚レバー)がよいと言われています。カルシウムの吸収率を高めるために、ビタミンDやたんぱく質を一緒にとるよう心掛けてください。
また、成長ホルモンは寝ている時によく分泌されるので、睡眠を充分にとり、規則的な生活を習慣づけてください。そして今のうちから正しい姿勢を身に着け、骨を支える筋肉をつけるために日中は外で遊んで運動するといいでしょう。(看護師)
身長を伸ばすには、栄養、運動、睡眠の三本柱で取り組みます。食事には良質なたんぱく質とカルシウムは意識して取り入れましょう。1日15分程度の適度な運動は、成長ホルモンの分泌を活発にします。成長ホルモンは夜間に最も多く分泌され、熟睡時にはさらに活発になります。7歳頃ですと、9~10時間程度の睡眠が必要です。(小児科看護師)
低身長の検査を受けることで改善の目安がわかります。
低身長の検査の内容や、受診の目安についてアドバイスがありました。
一度内分泌専門の小児科医を受診されてみてはいかがでしょうか。採血とレントゲンで成長ホルモンが分泌されているかどうか、骨の年齢が何歳かを調べられます。手元の冊子で確認すると、7歳で105センチというのは、100人のうち1~2番目の小ささで、検査の対象になります。女の子は、思春期になると身長の伸びが止まるため、女性ホルモンの分泌が盛んになる前でなければ治療はできません。(小児科看護師)
お子さんの成長は、成長曲線というもので確認します。乳幼児用の曲線は、母子手帳の巻末ページなどにあり身長120cmまでの表ですので、今まで定期的に計測されたものを書き入れてみると、成長状況を知ることができます。(小児科看護師)
食事や運動など生活習慣の見直しと共に、低身長の目安に当てはまるようであれば検査をすることで身長を伸ばすサポートを行うことができます。温かく成長を見守ってあげてくださいね。