喘息(ぜんそく)

子どもが喘息…スイミングに行くと改善するのは本当?

気管支に炎症が起こり発作が出ると、ゼェゼェ・ヒューヒューと呼吸が苦しくなる喘息ですが、子どもの場合、見ていてとてもつらいものです。喘息がある子どもにスイミングを習わせるとよい、という話を聞きますが、看護師さんたちは何といっているのでしょうか。

ママからの相談:「喘息持ちの子どもにスイミングは効果あり?」

生後間もなく気管支喘息と診断された我が子は、2歳ぐらいまで吸引器が欠かせませんでしたが、3歳半になった今は吸引器を使用することがかなり減りました。以前知人から「プールに習わせるといいよ」と教えてもらったのですが、本当でしょうか。知人の子どもも喘息持ちだったのですが、プールに通ってから吸引器を使うこともなくなり治ったと言っていましたが、泳ぐ際の息継ぎなどの呼吸法によるものなのでしょうか。(20代・女性)

呼吸法により肺機能がアップする

スイミングは全身運動でバランスのよい筋肉と体力がつき、呼吸法により肺機能も上がるため喘息患者にすすめられることが多いようです。また運動でストレスを発散させることも、発作を予防するのに有効だといわれています。

子どもの喘息は、成長とともに抵抗力がついて気管支が発達すると自然に治癒する場合があります。水泳は全身の筋肉が鍛えられ、呼吸法を練習することで肺や気管支の強化につながると思います。また喘息患者がストレスをためると、特異性IgE抗体といってアレルギーを引き起こす抗体が過剰に作られるため、運動をすることでストレス発散になり喘息発作の予防にもなります。(呼吸器科看護師)
たしかにプールは、喘息などの持病がある人にもよいといわれています。水泳は水中で行う全身運動ですので、普通に散歩するのと比べて倍以上の体力が必要だといわれています。息継ぎをしなくても泳ぐだけで全身に均等に筋力がつき、肺機能が成長することで呼吸筋が発達し、小学校に入る頃にはほとんど薬の内服が必要なくなるほど喘息の症状が改善する子どももいます。(内科看護師)
息継ぎをする水泳は持久力がつき、どの運動にも適した筋力がつくことから、最近では、まずは水泳を習わせてから他のスポーツを始める人も増えているようです。興味があるのでしたら、市民プールなどで気軽に始められる水泳教室などがありますので、一度、見学をしてみてはいかがでしょうか。(内科看護師)

運動誘発性の喘息に注意!

スイミングのような全身運動は、喘息発作の予防に効果的なようですが、喘息の中には運動することで発作が誘発されるものもあります。スイミングを習わせるかどうかは、かかりつけ医に相談の上検討してください。

喘息の中には、運動することで発作を誘発する運動誘発性のものがあります。運動を休むとすぐに発作は治まりますが、肺や気管支に負担をかけてしまうことになるため、水泳を始めるかどうかは医師と相談してからがよいでしょう。(呼吸器科看護師)

スイミングは肺機能を高め気管支の発達を促しますので、喘息を持つ子どもによいというのは本当のようです。しかし、運動誘発性の喘息だと逆効果になってしまいますので、まずは医師に相談してみてください。


2015/12/19

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