妊娠中の生活

2015/12/21

妊娠後も飲酒・喫煙してしまった…やはり胎児に影響する?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠後も飲酒・喫煙してしまった…やはり胎児に影響する?

妊婦さんの生活や行動は、胎児に様々な影響を与えます。妊娠中の飲酒と喫煙が、胎児に与える影響についての質問に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

プレママからの相談:「妊娠判明後も飲酒や喫煙をしてしまい、赤ちゃんへの影響が心配です」

赤ちゃんができてからの2回目の健診です。相手は、妊娠や結婚と口では発していても親になるという実感はまだないようです。そこで、おろすという答えを二人で出しました。おろすことを選んだ私は、お酒もたばこもやめず、仕事もし続けました。しかし、エコー写真を見た今、おろすことはできず、やっぱり産もうと考えているのですが、お酒やたばこは赤ちゃんに影響が出てしまうでしょうか。(20代・女性)

妊娠5週以降の飲酒は、胎児の言語や知能に影響する可能性も

妊娠5週以降の飲酒は、胎児に影響する可能性はあるようです。妊婦さんの飲酒による赤ちゃんへの影響について教えてくれました。

飲酒の場合、妊娠の極初期4週まででしたら、胎児には影響ありません。妊娠5~15週は、赤ちゃんの身体が作られる大切な時期ですから、飲酒の影響はあるかもしれません。どれくらい飲んだらという基準はありませんが、1日に日本酒で90ml以上、毎日飲酒していれば、奇形の発生が高くなるといわれています。毎日、あびるほど飲酒していなければ、特に心配ないと考えますが、赤ちゃんの経過を見る必要があるでしょう。(産科・婦人科看護師)
お母さんが飲酒していると、子どもも胎盤を通して飲酒をしていることになります。お酒に弱い人がお酒を飲むと、酔っ払うだけでなく、急性アルコール中毒になる人もいます。それと同じことが胎児にも起きている可能性は十分あるのです。飲酒の量が多くなると胎児が奇形になったり、言語や知能に障がいを持つ子どもが生まれる確率も高くなります。(内科看護師)

喫煙は、先天性異常や低体重を引き起こすことも

妊婦さんが喫煙すると、胎児の低体重や、様々なリスクを引き起こす可能性があるようです。

お母さんがたばこを吸うと血流が不足して、必要な酸素が胎児にも行かずに低酸素の状態が続きます。そうなると先天性の異常や貧血、体重が少ない子どもが生まれやすいのです。喫煙をした母親のお腹の中で、胎児が苦しがっている映像もニュースで流していました。(内科看護師)
喫煙は、血管の収縮を起こすため、胎児の発育不良、流産や早産のリスクが高まります。喫煙本数にもよりますが、喫煙したお母さんから生まれた赤ちゃんは、出産時の体重が200g軽く、ヘビースモーカーの場合は450gも軽くなるといわれています。(産科・婦人科看護師)

すぐに禁酒禁煙を

胎児へ影響しているか現時点ではわかりませんが、すぐに禁酒禁煙するように、とのことです。

厳しい意見かもしれませんが、赤ちゃんに影響があることは覚悟した上で出産をされたほうがいいでしょう。生む決断したのであれば、これからはきっぱりと禁煙禁酒をし、喫煙をするようなところには行かないことをおすすめします。胎児は小さくても生きているのですよ。(内科看護師)

妊娠中の飲酒や喫煙は、胎児の発育に影響を与えてしまう可能性があります。どのくらいの量なら大丈夫という明確な目安はありませんが、妊娠がわかったらきっぱりと禁酒禁煙したほうがよいでしょう。


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