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2015/12/17

園児ら600人にノロウイルスの食中毒が。家庭でできる食中毒予防って?

この記事の監修/執筆

イクシル編集部

園児ら600人にノロウイルスの食中毒が。家庭でできる食中毒予防って?

12月14日、愛知県は13の幼稚園、保育園で食中毒が発生し、園児615人と職員3人に下痢や嘔吐などの症状が出るという事件を発表しました。618人に共通する原因は給食で、県生活衛生課によれば複数の園児からサルモネラ菌とノロウイルスが検出されたそうです。大人に比べて抵抗力が弱い子どものために、家庭ではどのような対策がとれるのでしょうか。

子どもがよく触るものを清潔に

感染力が強ければこどもが触る物(おもちゃ、タオル、よだれかけ、ドアノブ、哺乳瓶など)を介してこどもが食中毒になることもあります。子どもが触れる物に対して、家族が菌をつけないこと、清潔に保つことを意識しましょう。特に0歳児の赤ちゃんは口にものを入れることが多い時期なので煮沸消毒、日光消毒、洗濯などでこまめに周りのものを清潔にすることが重要です。また万が一こどもが食中毒に感染してしまった場合は家族への二次感染を防ぐために、おむつ交換時にはゴム手袋を使用したり、お風呂の混浴を避けたりなどという対策が考えられます。

食事づくりの場面でやっておきたい5つの対策

食事作りの場面には食中毒の危険が多く潜んでいます。今回は日々の食事づくりのおおまかなながれを意識した食中毒対策について5つのポイントに分けて紹介します。

1.まず新鮮な食材を選び、まっすぐ食材を家に持ち帰り冷蔵庫に保管しましょう。

2.肉や魚を扱う場合は触った後に必ず手を洗い、他の食品に肉汁がかからないことを注意します。野菜もよく洗うことが大切です。また、肉、魚、野菜にはそれぞれ違う包丁、まな板を使いましょう。

3.使っている包丁やふきん、テーブルなどの食事に関わるものに意識を向けて適切な消毒をしながら調理をしましょう。

4.食材を解凍、冷凍する際は常温で解凍せずレンジや冷蔵庫で解凍しましょう。

5.食材や料理によって想定される菌は違うので、菌を想定しながら調理すれば食中毒を防げる可能性が高まります。例えば、今回の事件の原因となったサルモネラ菌はO-157と呼ばれる腸管出血性大腸菌とおなじく、75度以上、1分以上の加熱をすれば菌を死滅させることが出来ます。ほかにも、ウェルシュ菌と呼ばれる煮込み料理で増殖しやすい菌は空気に弱い特性があるので、調理中、再加熱の際によくかき混ぜることで対策できます。

以上のように食事づくりの各場面で工夫することで家庭でより安心してお子さんに料理を提供できるのではないでしょうか。

目に見えない分、気をつけるべきポイントがたくさんあるように思える食中毒ですが、常に清潔さを意識すること、また温度や時間などの環境変化に注意することが重要といえます。年末年始で親戚が集まるシーズンを前に、一度家庭での食中毒対策を見直してみるのもよいかもしれません。


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