手足口病

2015/12/24

手足口病…薬の処方がなく登園もOKといわれたが大丈夫?

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手足口病…薬の処方がなく登園もOKといわれたが大丈夫?

子どもがよくかかる病気に、手足口病があります。発熱や身体中にできる発疹が特徴ですが、医師により登園・登校の指示が違ったり、特に塗り薬など処方されないこともあるようです。手足口病にかかった場合の対処法について、看護師さんたちに尋ねてみました。

ママからの相談:「手足口病は、薬もなく自然治癒を待つしかないのでしょうか?」

子どもの膝に赤い発疹がたくさんできて小児科に行くと、手足口病と診断されました。発疹が出ているときはもう感染力は弱まっているから、という説明で薬は処方されず、幼稚園も行ってもいいですよ、とのことだったので登園させました。しかし大人にも移る病気で、口の中に発疹ができるととても痛いと聞き、不安です。他の小児科でも薬の処方はなく、自然治癒を待つのでしょうか。(40代・女性)

症状に合わせた対処療法が中心

手足口病はウイルス自体に効く薬がないため、治療はその時々の症状に合った対処療法が中心となります。また、登校停止が指定されていないため医師によって指示に違いがありますが、発症後約2週間は感染の可能性があるといわれています。

手足口病は有効な治療法がなく、発症したら対処療法で症状の改善を待つしかありません。また、登校(登園)停止が指定されていないため、解熱すれば登校してもよいという医師もいますし、園によっても方針が異なります。しかし、熱が下がり発疹が治まっても体内に感染力のあるウイルスが残っている場合があるため、発症後約2週間は感染の可能性があります。登校させるのが不安なら、ママの判断でしばらく休ませてください。(産科看護師)
手足口病は発熱中の感染力が強く、また、手足にできた水疱に痛みやかゆみがある場合はまだ感染力があり、刺激を与えると、とびひのように水疱が広がる危険があります。しかし痛みもなく赤い発疹のみの場合は、すでに感染力は弱くなっているので大丈夫でしょう。(内科看護師)
手足口病はそのウイルス自体や発疹に効く薬というのはなく、発熱したら解熱剤を使用し発疹が強ければかゆみ止めの軟膏を使用するなど、その症状に合わせた対処療法が中心となります。口の中の水疱で痛みがひどく飲み物も飲めない場合もありますが、現在そのような症状が出ていなければまず大丈夫でしょう。どの小児科でも、自然治癒か対処療法で様子をみるところがほとんどです。(内科看護師)

感染を避けるために注意すること

手足口病は接触・飛沫感染なので、子どもがかかった場合はママにも感染の可能性があります。タオルや食器の共用は避けるなど、注意することがいくつかあるようです。

手足口病は接触感染・飛沫感染です。小さいお子さんだと難しいですが、なるべく接触を避けるようにしてマスクを着用し、お子さんに触れた後は、うがい手洗いを行いましょう。タオルや食器などの共用は避け、ドアノブやリモコンなどは除菌スプレーなどで除菌してください。口の中に発疹ができると食べることが難しくなるため、ゼリーやプリンなど冷たくて喉ごしのよいものを食べさせてください。(産科看護師)

手足口病のほとんどは、対処療法が中心となるようです。解熱して水疱に痛みやかゆみがなければ登園可能ですが、お子さんの様子を見て、心配でしたらママの判断で数日休ませてもよいかもしれません。


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