溶連菌

2015/12/31

とびひが1カ月後に再発…溶連菌感染症は繰り返すもの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

とびひが1カ月後に再発…溶連菌感染症は繰り返すもの?

溶連菌感染症は子どもの集団生活の場で流行りやすい病気です。我が子が溶連菌感染をきっかけに様々な症状を繰り返すことを心配するママに対して、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「溶連菌感染症は繰り返しますか?」

娘は溶連菌が原因のとびひになりました。鼻をよくいじる子なので鼻の下のとびひが一番大きく、治るのも遅かったのですが、皮膚科で処方された抗生物質を飲み、軟膏を塗り続けて約2週間で治りました。しかしその1カ月後、また鼻の下の同じ場所がとびひになってしまいました。同じ頃に風邪もひきました。溶連菌感染症は繰り返すのでしょうか、それとも他の原因でとびひや風邪になったのでしょうか。(30代・女性)

溶連菌による感染は、何度も起こる可能性がある

溶連菌には複数の型があり、体内に潜伏していることもありますので、体力や免疫力が下がると菌の勢力が拡大して感染症を起こす可能性があります。とびひの再発と風邪も、そのためかもしれません。

溶連菌には複数の型がありますので、一度感染して抗体ができても、違う型の細菌に感染する場合があります。また、もともと体内にも存在する細菌ですので、抵抗力が落ちたときには大人でも発症します。風邪を引いたのは、体力が落ちたため溶連菌に感染したからでしょう。また溶連菌によって発疹ができた場合、発疹をかきむしったり潰すことで、発疹の中にあるウイルスが拡散し、とびひを起こすことがあります。(婦人科看護師)
身体に菌が入ってきても悪さをしないように監視する免疫が、様々な原因によって低下し、抑えていた溶連菌が勢力を拡大して悪さをしたとも考えられます。一度、溶連菌に感染すると、身体の中に溶連菌を保菌している場合があります。溶連菌は喉の奥などにも生息し、元気な子どもでも保菌していることがあります。検査で溶連菌が検出されれば、原因として診断されます。 (血液内科看護師)

感染した際のケアと予防について

発疹はかきむしらないこと。処方された抗生剤を服用し、症状を繰り返さないように注意しましょう。日頃から風邪を予防することもポイントです。

発疹ができたら、できるだけ子どもがかきむしらないよう注意をしてください。1週間から10日分の抗生剤が病院から処方されると思いますが、抗生剤を飲みきっても、しばらくは感染能力のあるウイルスが体内に存在していると思ってください。繰り返すことがあり、有効なワクチンもないため、日頃から風邪の予防を心がけましょう。(産科看護師)

溶連菌には複数の型があり、また体内に潜伏している可能性もありますので、体力が低下したりすると感染症を起こし、繰り返すことが考えられるようです。発疹ができたら薬を服用し、症状を繰り返さないように注意すること、日頃から風邪を防ぐことが大切なようです。


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