溶連菌

2015/12/27

子どもの溶連菌で、家族に予防薬・・・抵抗あるが有効か?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子どもの溶連菌で、家族に予防薬・・・抵抗あるが有効か?

幼稚園などで子どもが集団生活を送るようになると、様々な感染症をもらってくるようになります。子どもが溶連菌に感染すると、家族にも予防薬を処方されることに疑問を感じているママからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「予防薬を飲むことに疑問。効果はあるの?」

幼稚園に通う子どもは、溶連菌感染症が流行すると何度もうつされてきました。かかりつけの小児科では、溶連菌に感染したとの検査結果が出ると、予防のために家族も抗生剤を飲んだ方がよいとすすめられますが、予防のために薬を飲むことに個人的に抵抗があります。質問をしにくい雰囲気の先生のため、いつもいわれるとおりにしていますが、予防のための薬って有効なのでしょうか。他の小児科でも出すのですか。(40代・女性)

大人がかかると重症化しやすい溶連菌感染症

溶連菌感染症は大人が感染すると重症化しやすい病気です。自然治癒が難しく、別の病気を引き起こす可能性もあり、注意が必要だと教えてくれました。

溶連菌は複数の型があり、繰り返すことも多いです。子どもの病気のイメージがありますが、大人にも感染します。大人が感染した場合、熱や喉の痛みなど風邪症状が出ますが、ウイルス性の風邪と違って、自然に治癒するのが難しく、リウマチ熱など続発症が起こりやすくなります。(呼吸器科看護師)
溶連菌感染症は感染力が強い上に、大人が感染すると重症化しやすく厄介な感染症です。また、一般的な風邪薬は効果がなく、病院で処方される薬を飲みきることが非常に重要な感染症ですので、他の感染症とは区別したい病気の一つです。(健康管理科看護師)

予防薬よりも、手洗いうがいの徹底を

すべての病院で予防薬が処方されているわけではなく、医師の方針によって変わります。感染予防には薬の服用ではなく、基本的な手洗いうがいの方が大切だと考えられているようです。

予防のための抗生剤を処方するかは医師の方針によるため、すべてにあてはまるわけではないでしょう。溶連菌は元々体内に存在する菌で、家族に感染を広げないために、かかりつけの医師は慎重に対応していると考えます。予防的に薬を服用するのに抵抗があれば主治医に相談してよいのですが、聞きにくいのでしたら看護師に問い合わせてください。(呼吸器科看護師)
たしかに溶連菌は感染力の強い病気ですが、予防的に薬を飲むということよりも、手洗いやうがいの徹底、マスクの着用をする方が大切です。かかりつけの病院では、大人が感染すると重症化しやすいというところを考慮に入れての処方だと考えますが、一般的に推奨されていることではありません。他の病院にかかることも検討してはいかがでしょうか。(健康管理科看護師)

溶連菌感染症は、大人が感染すると重症化しやすい病気です。家族が感染したときに予防薬を処方するかどうかは医師の方針によって変わりますが、予防薬の処方は一般的ではなく、手洗いやうがいを徹底する方が大切なようです。


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