喘息(ぜんそく)

子どもが咳喘息…テープ治療で変化ないが続けるべき?

子どもが苦しそうに咳をしている様子を見るのは、親にとって大変心苦しいものです。子どもが咳喘息と診断され、今後、慢性的な喘息に移行するのではと心配に思うママから相談がありました。看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「治療用テープでも改善されない咳喘息、慢性化が心配です」

現在11歳の子どもは風邪を引くと咳がなかなかとれず、小児科で咳喘息と診断されています。普段は問題ありませんが、風邪の後は朝晩の咳がひどく、自分の咳で起きてしまうほどです。今後、これが慢性的な喘息にならないか心配です。幼少の頃は小児科で吸入をしていましたが、現在は吸入していません。ホクナリンテープやツロブテロールテープを貼っても楽になっている感じが見られませんが、貼るほうがいいでしょうか。(40代・女性)

ゼロではない、喘息に移行する可能性

相談者の方のお子さんの場合、今後喘息に移行する可能性はゼロではないようです。予防策を講じて、医療機関での治療も検討するとよいでしょう。

喘息は、ダニやホコリなどに対するアレルギー反応ですが、風邪などの感染症で気管支炎を頻回に起こすと、気管支が慢性的に炎症を起こし、少しの刺激でも喘息発作を起こしやすくなります。(呼吸器科看護師)
日頃からうがいや手洗いを行う、栄養をとる、運動をする、抵抗力をつけるなどの対策を行って風邪を引きにくくしてください。部屋にホコリをためないこと、お子さんの布団は、布団クリーナーでこまめにダニやホコリを除去してください。成長とともに体力がついて気管支が発達してくれば、喘息は自然に改善する場合もありますが、できるだけ感染予防とアレルゲンの除去を心がけてください。(呼吸器科看護師)
相談者の方のお子さんは、もともと気管支が細いために、風邪などの感染症で喘息のような症状になっていると考えられます。このような状況が長引くことによって、喘息に移行する可能性もゼロではありません。そのため、咳が続くような場合には、医療機関でしっかりと治療を受けることが大切です。(健康管理科看護師)

テープの効果がなければ、医師に相談を

テープなどを利用した治療で効果が見られない場合は、医師に相談するようアドバイスしてくれました。

ホクナリンテープやツブロールテープは、気管支を広げる作用があり予防としても使用できるので、医師の指示どおり使用してください。効果がないようでしたら、医師に相談してください。(呼吸器科看護師)
今は吸入を使用せずに、ホクナリンテープなどを使用しているようですが、それで咳が改善されていないという旨を主治医に伝えた方がよいでしょう。ホクナリンテープなどを使用しても改善されていないのであれば、薬を変えたり、吸入を使用するなどお子さんに合わせた治療法を考えてくれるはずです。(健康管理科看護師)

相談者の方のお子さんの場合、喘息に移行する可能性はゼロではないようです。現在行っている治療で改善が見られない場合は、医師への相談をご検討ください。


2015/12/28

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