手足口病

2015/12/29

手足口病で学校から出席停止が…医師からOK出たのになぜ?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

手足口病で学校から出席停止が…医師からOK出たのになぜ?

子どものうちは様々な感染症にかかるものですが、出席停止ともなると長期に渡る可能性があり、親は大変です。手足口病の登校判断について悩むママに対して、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「手足口病の登校判断はどのように?」

冬に子どもが手足口病になりました。受診したところ、季節はずれで感染力も弱いので登校してよいと診断を受けました。しかし翌日登校させたところ、感染力の問題ではなく、病名が手足口病なら出席停止だといわれました。医師の診断を説明してもかなわず休ませましたが、登校の判断基準がまちまちで、わかりにくいです。感染力が弱いとはどういうことなのか、また登校可能であることの診断書証明書は作成してもらえるでしょうか。(40代・女性)

学校保健法において、手足口病の出席停止は定められていない

感染症による出席停止については、学校保健法で定められています。しかし手足口病については、いくつかの理由により出席停止が定められていません。

感染力の強い感染症による学校の出席停止については「学校保健法」によって細かく規定されています。しかし手足口病については、学校保健法での出席停止が定められていません。なぜなら、手足口病はウイルスを排泄している期間が長い(喉からは1~2週間、便からは3~5週間)からです。また、感染したとしても突発的な発熱のみで重症化しにくい事例が多いことも出席停止が定められていない理由の一つといえます。(健康管理科看護師)

学校、医師、それぞれの判断について

医師は季節的に感染力が弱いと判断したのでしょう。学校側には特別な基準があるかもしれませんので、その点を明確にし、出席可能の診断を受けていることを伝えましょう。双方に方針の違いがある場合は、ママが判断してよいと思います。

手足口病が流行しやすいのは6~9月の暑い季節です。冬はウイルスの活動性が弱まるため、主治医は感染しにくいと判断したのでしょう。医師によっては、症状が治まっても感染から2週間は登校を控えたほうがよいという方針の方もいますし、学校によっては熱が治まれば登校してよいというところもあります。登校可能の診断書は、主治医に伝えれば作成してくれるでしょう。(産科看護師)
お子さんが通っている学校では、何か特別に基準を設けているのかもしれません。そこは聞いてみなければわかりませんが、ママとしては、学校側に対して手足口病の出席停止についてどのように定めているか明らかにしてほしいこと、病院からは出席可能といわれている旨をしっかり伝えられるとよいでしょう。(健康管理科看護師)
医師や学校の方針に違いがあった場合は、お母さんの判断で、登校させるか否かを決めてよいと思います。(産科看護師)

感染力の強い感染症に関しては、学校保健法で出席停止が定められていますが、手足口病は疾病の特徴から、特に定められていません。学校の方針を再度確認し、医師の診断内容を伝えること、双方の意見が異なるときはママが登校の是非を決めることも一案です。


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