溶連菌

2016/01/04

溶連菌に感染しやすい子と、しにくい子がいる?原因は?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

溶連菌に感染しやすい子と、しにくい子がいる?原因は?

同じ環境で育っているのに、毎年、溶連菌にかかる子どもと、1度もかかったことのない子どもがいるのはなぜでしょうか。原因を知りたいと思っているママに対し、専門家の皆さんは何とアドバイスしているかみてみましょう。

ママからの質問:「繰り返しかかる溶連菌の原因は何ですか?」

次女はここ数年、毎年必ず溶連菌感染症にかかります。昨年などは春と秋と、1年に2回もかかってしまいました。一方、長女は1度もかかったことがないのですが、溶連菌はかかりやすい子どもとかかりにくい子どもがいるのでしょうか。毎年溶連菌にかかるたびに喉をこする検査をするので、痛がってかわいそうです。溶連菌によくかかってしまう原因などはありますか。また免疫などはつかないのでしょうか。(40代・女性)

再発にはいくつかの原因がある

再発するのは、以前と違うタイプの菌に感染した場合、そして体力や抵抗力が落ちたために保菌していた菌などが暴れ出す場合などが考えられます。

溶連菌はA群、B群、C群、D群と4つのタイプがあります。通常A群が原因となることがほとんどですが、A群には130種類以上の種類があります。ですので、1度かかったからといって、もう大丈夫とはいえません。溶連菌は喉の奥に保菌している場合があります。保菌している場合は、普段は体の免疫によって抑え込まれているのですが疲れたりして免疫が低下すると、たちまち悪さをしてきます。そういうこともあり、かかった子は再発しやすかったりするのです。(内科看護師)
かかりにくい子というのは、抵抗力のある子、細菌に対する抗体を持っている子といえるでしょう。感染すると抗体が作られますが、細菌の型が複数ありますから、別の型の細菌に感染すれば何回も繰り返すことになりますし、元々体内にも存在する菌ですから、体力が落ちたときや抵抗力が弱ったときには発症します。(産科看護師)
抗生物質で治療をしますが、処方された薬を症状がよくなったからといってやめてしまうと体の中に菌を残す場合がありますので、その菌が何かの拍子に猛威をふるうという可能性もあります。(内科看護師)

日頃から体力をつけ、風邪の予防に努めて

体力や抵抗力を高めるため、普段から食事や運動に気を付けて身体づくりをしましょう。また、うがいや手洗い、口腔衛生を心がけることも予防につながります。

予防としては、日頃からうがいや手洗いを励行すること、バランスのとれた食事で適度な運動をして、体力をつけておくことです。また、虫歯があると菌がつきやすいことから、虫歯を予防すること、口の中を清潔にすることなどがあります。大人にも感染しますから、まずは風邪の予防を心がけてください。(産科看護師)

溶連菌に何度もかかってしまうのは、以前にかかったものとタイプが違う場合、また本人の体力や抵抗力が低下したチャンスに、保菌していた菌や薬で殺しきれていない菌が活発になる場合です。日頃から体力をつけ、衛生習慣をきちんと身につけて風邪を予防することで、溶連菌の再発を予防できるようです。


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