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2016/01/10

妊娠16週、まだ自転車通勤したい…胎児に悪影響がある?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠16週、まだ自転車通勤したい…胎児に悪影響がある?

重い荷物を持ったり、激しい運動をするのはお腹に負担をかけますので、妊娠中にはよくないといわれます。では、手軽な移動手段として便利な自転車はどうでしょうか。妊婦さんからの質問に産婦人科の看護師さんたちからの答えとは?

プレママからの相談:「妊娠中に自転車に乗るのは、胎児によくない?」

妊娠16週の妊婦です。つわりも治まり、妊娠30週まで今の職場で働くことにしました。今まで自転車通勤をしていましたが、周囲からは危ないので自転車はやめた方がいいといわれます。職場まで自転車で10分ですし、終業が夜遅いこともあり、歩くのもはばかれます。自転車を使用したいですが、胎児を危険にさらしたくはないです。普段も自転車が主な移動手段なので、妊婦が自転車に乗ると、どのような危険性があるか知りたいです。(20代・女性)

振動や腹圧が負担に。妊娠前より転倒の危険性が上がる場合も

運動不足解消になるという賛成の意見もありますが、振動や腹圧で切迫早産の可能性があがることも否めないようです。

妊婦さんが自転車に乗らない方がよいというのは、振動が直接お腹に伝わること、骨盤が歪みやすくなりこと、妊娠中はホルモンの影響で判断力が鈍くなっていますから、転倒や衝突の危険性があることです。(産婦人科看護師)
逆に、振動が伝わっても赤ちゃんは羊水の中にいますので、さほど影響しないこと、また運動不足の解消のために、乗ってもよいという意見もあります。(産婦人科看護師)
妊娠中の自転車がなぜ危険かというと、2つの理由があります。1つめは、腹圧がかかることによる切迫の可能性です。妊娠中はお腹に力がかからないようにといわれていると思いますが、自転車のペダルをこぐときにはどうしても腹圧がかかります。(健康管理科看護師)
妊娠中の自転車には賛否両論あり、賛成側の意見としては「足腰の筋肉を使うのが体力づくりになる」といわれていますが、それでも腹圧はかかり、安全ではありません。また、自転車に乗ると振動を常に受けますので、その刺激で切迫となる可能性も高いです。(健康管理科看護師)
2つめの理由は事故の危険性です。妊娠の有無にかかわらず事故のリスクがあるうえに、妊娠中はバランスをとるのが難しく、いつ体調の変化があるかわかりません。自転車に乗っているときに体調が悪くなった場合、注意力が低下して事故につながる怖れもあります。(健康管理科看護師)

赤ちゃんのために、危険は避けた方がベター

何かあってからでは遅いですから、できるだけ危険は回避した方がよいのではないかという意見が見られました。

少しでも危険性があることは、やはり避けた方がよいと思います。自身で判断できないようでしたら、医師に相談してください。(産婦人科看護師)
どうしても自転車に乗る場合は、両足が地面に着くように、サドルは低めにすること、ゆっくりしたペースでこぐこと、坂道や段差があるところでは、自転車を降りて押して行くことに注意してください。(産婦人科看護師)
事故を起こしてしまうと、自分だけでなく赤ちゃんの生死に関わってきますから、自転車は控えた方が無難でしょう。治安が悪くなければ歩いた方がよいかもしれません。(健康管理科看護師)

妊娠中は転倒するリスクも上がり、腹圧や振動によって切迫早産する可能性も否定できません。できるだけ危険は避けて過ごした方が賢明なようです。


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