中耳炎

2014/10/26

子供の中耳炎。数回手術を受けたけど本当に必要なの?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

子供の中耳炎。数回手術を受けたけど本当に必要なの?

小学校3年生のお子さんが、中耳炎で何回か手術を受けたそうです。本人は術前・術後で耳の聞こえ具合に変化はないようですが、本当に手術は必要なのかと疑問を感じているママに看護師さんたちはなんと答えているのでしょうか。

子供の中耳炎についての相談:「子供の中耳炎に手術は必要なのでしょうか?」

小学校3年生の息子は、生後3カ月から耳の聞こえが悪く滲出性中耳炎と言われていました。日常会話は問題ないので聞こえが悪いとは思えませんが、検査をするとやはり悪いと言われ、チューブを入れる手術は今回で3回目です。手術をしても本人の聞こえ方に変わりはないようなので、手術の必要性に疑問を感じており、違う耳鼻科でセカンドオピニオンを受けるべきなのか迷っています。(20代・女性)

滲出性中耳炎は、その都度しっかり治すことが大切

滲出性中耳炎は薬の服用で治癒することもありますが、症状が長引いたり繰り返す場合、他の中耳炎になってしまうことも。中途半端にしておかず、都度適切な治療を行うことが大切です。

滲出性中耳炎は、長引いたり繰り返すと他の中耳炎(癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎など)を招く恐れがあるため、鼓膜切開などで溜まった液体を排出します。再発しにくくなる年齢は、鼻や喉や耳の機能が安定する8才前後と言われています。(耳鼻科看護師)
急性中耳炎は、7才頃から耳管の発達や免疫力がつくことで少なくなるようですが、放置すると真珠腫性中耳炎や癒着性中耳炎に移行することもあるので、自覚症状がなくてもその都度しっかり治すことが大切です。(薬剤師)
滲出性中耳炎は痛みや発熱がないことが多く、聞こえにくさの程度も本人の感覚ですし、幼い子供だと上手く症状を伝えられないことも。再発することが多く、入院手術が必要な癒着性中耳炎や真珠腫性中耳炎になってしまうこともあるので、根気よく通院する必要があります。(産科看護師)
幼い頃から繰り返していると、聞こえづらい状況が当たり前になっていて聞こえる聞こえないはあまり意識していないため、手術後の反応も劇的に良くなったという感じが薄いのかもしれませんね。(看護師)

納得いく治療のためには、セカンドオピニオンもよいでしょう

治療方針に疑問を持ったまま同じ医師にかかるのは、ママも不安が大きいかもしれません。納得して治療を受けるためには、違う医師の意見を聞くこともよいでしょう。

お子様は中耳炎になりやすい傾向のようですので、しばらくはチューブ留置などの治療の必要があるかも知れませんが、疑問でしたらセカンドオピニオンを求めるのも一つの方法です。(薬剤師)
納得して治療を受けるため、担当医の治療方針と合わせて違う先生の意見を聞くためにも、セカンドオピニオンはお勧めします。(産科看護師)
一般的にセカンドオピニオンは相談しか受付けず、保険適応外で30分8,000円~10,000円という料金設定です。セカンドオピニオンでは過去の治療・検査結果や主治医の手紙が必要ですが、再度聴力などの検査をしてほしければセカンドオピニオンという形ではなく、一般的な受診として新しい耳鼻科に行ってください。(看護師)

滲出性中耳炎は、都度しっかりと治すことが大切なのですね。度重なる手術で不安があるのなら、納得いく治療のためにも違う医師の診察を受けるのもよいかもしれません。

>>子どもの中耳炎の原因と症状、ママができる治療法とは?


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