子宮頸管

2016/01/14

第2子妊娠24週で子宮頸管無力症の疑いが…手術すべき?

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第2子妊娠24週で子宮頸管無力症の疑いが…手術すべき?

妊娠、出産の経過は、同じママでも1人目と2人目のときで異なることもよくあります。子宮頸管無力症の疑いがあるといわれた妊婦さんからの相談に産婦人科の看護師さんたちの答えとは?

プレママからの質問:「第2子の出産を控え、子宮頸管無力症の手術をすべき?」

第2子妊娠中、24週目です。1カ月前の健診から急激に子宮頸管が短くなり、切迫早産と診断され急遽入院しました。そして「子宮頸管無力症」の可能性があるといわれ、手術をすすめられました。1人目のときは大丈夫だったのですが「2人目でなることもある。急に子宮頸管の長さが短くなったことから、可能性が高い」といわれました。無力症の診断は難しいえ、手術をしたら安心ではなく、逆に流産、早産することもあるそうです。手術すべきでしょうか。(30代・女性)

子宮頸管無力症は切迫早産や流産の原因に

妊娠中期以降に陣痛が起きていない状態で子宮口が開いてしまうことを子宮頸管無力症といいます。診断された場合は、流産や早産を防ぐため頸管を縛る手術をします。

子宮頸管は産道の一部であり、通常は子宮口がしっかり閉じて赤ちゃんを支えており、陣痛によって子宮が収縮することで開いて赤ちゃんを娩出しますが、妊娠中期以降に、陣痛が起きていないにもかかわらず、子宮口が開いてしまうことを子宮頸管無力症といいます。(産婦人科看護師)
体質的に子宮頸部が弱いことが原因といわれ、予定日前に子宮口が開くことから、流産や早産のリスクが高まります。明らかに子宮口が開いているのが見つかれば、早めに頸管を縛る手術が行われます。その後、赤ちゃんの成長を待って抜糸します。(産婦人科看護師)
もともと子宮頸管が弱いなど体質的な問題や、子宮頸管の手術の既往歴、子宮頚管無力症を第1子出産時に経験したことがあれば、子宮頸管無力症は第2子も起こる可能性があります。(一般内科看護師)
子宮頸管無力症の診断は子宮口が開いているようであれば経腟エコーや内診で診断がつきます。緩んでいる子宮口を糸やテープで塞ぐ手術を行い、妊娠後期の10カ月以降で胎児が順調であれば抜糸します。手術方法によっては術後に子宮が収縮して、陣痛、分娩に至る可能性もあります。(一般内科看護師)

医師やご主人とよく相談を

子宮口が著しく開いていると手術をしても早産となることもありますので、その前に手術をすることがすすめられるようです。

子宮口が開いていると感染を起こしやすく、頸管に感染による炎症がある状態で子宮口を縛ると、破水しやすくなり、早産になる場合があります。ですから、子宮口が開いてからではなく、可能性があるうちに手術をした方がよいといえるでしょう。(産婦人科看護師)
手術をするかどうかは、子宮口の状態を見て、医師の判断によります。現時点での対策としては、できるだけ安静にし、子宮口が開かないよう、陣痛が起こらないようにしてください。(産婦人科看護師)
子宮口が著しく開いている場合は手術をしても出産に至ってしまうこともあります。そのほか子宮収縮の症状がある切迫早産でも手術は適応外になります。手術は内診やエコーの状態を確認し主治医やご主人とよく話し合って決めるようにしてください。(一般内科看護師)

子宮頸管無力症は流産や早産の原因となります。医師やご主人と話し合って手術を受けるかを決めましょう。できるだけ子宮口が開かないよう安静を心がけてください。


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