薬(処方薬・市販薬)

便秘薬が効かなくなったのは、飲み続けているせいなの?

妊娠中は、下痢や便秘などお腹のトラブルを抱える妊婦さんも少なくありません。便秘薬について妊婦さんから相談がありました。看護師さんたちは、どのように答えているでしょうか。

プレママからの相談:「便秘薬が効かなくなった気がするが、違う薬に変えたほうがよい?」

もともと便秘がちです。おなかが張るといけないので、妊娠中期に入ってから便秘薬を処方してもらいました。最初は効きすぎるくらいだったのですが、最近は飲んでも効かなくなってきたように思います。6カ月を過ぎてからお腹が張りやすくなりましたが、便秘のせいなのかはわかりません。便秘薬をずっと飲んでいるとあまり効かなくなるものなのでしょうか。違う薬に変えてもらった方がいいのでしょうか。(30代・女性)

効かなくなったのは、薬の常用性による

薬の効果が弱くなる常用性について教えてくれました。

薬には常用性といって、長期間、服用していると耐性ができるため、期待したほど効果が得られない場合があります。痛み止めや睡眠薬を常用している方が、だんだん効かなくなったという話を耳にしたこともあるでしょう。便秘薬も同じで、最初は効果があっても服用し続けると腸の反応が鈍くなる場合があります。(産科・婦人科、消化器科看護師)

いつもと違うお腹の痛みは要注意

妊娠中はお腹の調子が悪くなりがちですが、いつもと違う痛みを感じた場合は要注意です。受診を検討するようにしましょう。

妊娠するとホルモンのバランスが崩れ、便秘や下痢をしやすくなります。妊娠6カ月は赤ちゃんも成長してお腹も大きくなり、張ってくる時期です。便秘でお腹が張ることがありますが、いつもと違うお腹の痛みや出血を伴う激しい痛み、頻繁に張るときは注意が必要です。切迫早産など疑われますので、かかりつけの病院を受診してください。(一般内科看護師)

まずは、生活習慣の見直しを

薬に頼らずに便秘を解消するために、生活習慣を見直しましょう。便秘対策となる、食事や運動についてアドバイスがありました。

薬の量を増やしたり、別の薬に変えるのもよいですが、まず食生活や生活習慣を見直してはいかがでしょうか。妊娠すると大きくなった子宮に圧迫されて、便秘がちになります。また、赤ちゃんの成長に多くの血液を必要して水分不足になることや、運動不足も便秘の原因の一つです。(産科・婦人科、消化器科看護師)
食事は繊維質を含むイモ類、キノコ類、海藻類、乳製品を多めに摂るようにしてください。水分は1日に1500~2000mlを目安に摂ってください。おすすめはタンポポ茶です。体調がよいときは、散歩や体操などで身体を動かすようにしてください。毎日決まった時間にトイレに行って、排便の習慣をつけてください。浣腸や座薬でも対応できますので、薬に関しては主治医に相談してください。(産科・婦人科、消化器科看護師)
規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動を心がけても改善されないときは、かかりつけの産科医に相談して適切な薬剤を処方してもらってください。無理に便を出そうとすると切れ痔などの原因になり、排便が苦痛になってしまいます。(一般内科看護師)

長期間、薬を服用していると思ったような効果を得られなくなることがあります。生活習慣を見直して、飲み薬に頼らない便秘対策を行うように心がけましょう。


2016/01/14

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