痒み

妊娠26週、お腹のかゆみがひどい…原因は乾燥?緩和法は?

妊娠中は肌の変調を感じる妊婦さんも少なくありません。急激に大きくなったお腹のかゆみに悩む妊婦さんから相談がありました。看護師さんたちは、どのように答えているでしょうか。

プレママからの相談:「急激に大きくなったお腹のかゆみが、保湿しても治まらない」

現在、妊娠26週です。最近、急激に大きくなったお腹の、かゆみがひどいです。寝る前や朝にクリームを塗っても、しばらくするとかゆくなり、お腹の皮膚が赤くなってブツブツしています。下着のゴムが当たる部分よりも、下着で覆われている部分がかゆいです。下着は刺激の少ない綿にして、クリームを塗っておへその上まで下着で覆っていますが、かゆみがひどくなっています。乾燥がかゆみの原因ではないのでしょうか。(20代・女性)

肌の乾燥以外にもある、かゆみの原因

皮膚の乾燥もかゆみの原因になりますが、それ以外にも妊娠中にかゆみが起こる原因について教えてくれました。

皮膚の乾燥もかゆみの原因ですが、妊娠したことでホルモンが変化すること、大きくなった子宮に肝臓が圧迫されて肝臓の解毒作用が低下すること、胆嚢が圧迫されて胆汁の分泌が悪くなることなどにより、皮膚のかゆみが生じます。妊娠性肝内胆汁うっ滞症といわれ、発疹がないのが特徴です。(産科・婦人科看護師)
現在使用している保湿クリームは自分に合っていますか。妊娠中はホルモンのバランスも不安定で少しのことで皮膚も敏感になるため、保湿クリームがかゆみの原因になることもあります。また、妊娠中は代謝も活発になり、汗をかきやすい状態になっています。下着で覆われている箇所が蒸れていることはありませんか。通気性が悪いのもかゆみの原因になります。また柔軟剤などもかゆみの原因になります。(一般内科看護師)

清潔を保ち、保湿して

保湿クリームの効果的な塗り方、下着の選び方など、かゆみ対策についてアドバイスしてくれました。改善しないようであれば、医師への相談をご検討ください。

基本は保湿です。入浴直後は急激に肌が乾燥しますので、寝る前ではなく入浴後に保湿クリームを塗るようにしてください。かゆみが続く場合は、朝夕に塗ってもよいですし、一日3回塗ってもよいでしょう。できればクリームを塗る前に、濡れたタオルで清拭してから塗るようにしてください。(産科・婦人科看護師)
紫外線を避け、下着は肌触りのよいものを使い、ゴムや紐などで締め付けるのは避けてください。かゆみがでたときは、冷たいタオルで抑えるようにすると、皮膚の炎症が治まり、かゆみが軽減されます。妊娠線ができる前兆かもしれませんから、妊娠線予防のクリームでもいいでしょう。(産科・婦人科看護師)
乾燥によるかゆみなら、低刺激性の固形石鹸を使用し身体を清潔に保ちます。汗をかいたらこまめに拭いてください。かゆみがひどい場合は、我慢せず皮膚科を受診しましょう。その際、妊娠中であることを必ず伝えるようにしてください。適切な薬を処方してくれ、かゆみも緩和されると考えます。(一般内科看護師)

肌の乾燥もかゆみの原因ですが、妊娠中はホルモンの変化の影響や肌が敏感になることで、少しの刺激でもかゆみが出やすい状態になっています。対策として、肌を清潔に保ち、保湿を行うとよいでしょう。かゆみが改善しない場合は、医師への相談をご検討ください。


2016/01/15

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