逆子

自然分娩希望…体操に頼らず、自然に逆子を直す方法は?

逆子を直す「逆子体操」というものがありますが、効果はあるのでしょうか。まもなく出産を控えた相談者の妊婦さんは、自然分娩をするためにどうやって逆子を直したらよいのか悩んでいます。専門家たちのアドバイスを見てみましょう。

プレママからの相談 :「逆子体操をしないで逆子を直したい!」

現在32週目、先日、健診の際に逆子だと指摘され、このままでは帝王切開になる可能性が高いといわれました。逆子体操というのがあるそうですが、お腹の子は活発で胎動も激しく、体操をすることで、へその緒が首に巻き付いてしまう可能性を示唆されました。自然分娩を希望していますが、逆子体操で悪いことが起きる可能性があることも恐ろしく感じます。逆子体操をせずに自然に逆子を直す方法はありませんか ?(33歳・女性)

逆子が自然に戻る可能性もあり

逆子体操で必ず逆子が直るという確証はなく、動き回っているうちに自然に戻ることもあります。赤ちゃんに話しかけながらお腹を触るのも効果があるかもしれません。

逆子体操をすすめないのには早産の可能性がある場合、同じ逆子でも胎児の位置や姿勢によって矯正が困難だったり、前置胎盤や骨盤の狭さなどで事前に帝王切開が予定されている場合、その緒が首に巻きつく可能性がある場合などの理由があります。動きの活発なお子さんなら、自然に戻るかもしれません。(産科・婦人科看護師)
逆子体操でへその緒が巻き付く怖れはたしかにありますが、その体操をすれば逆子が直るという根拠はありません。直ったという話もありますが、タイミングがよかっただけで何もしなくても戻っていた可能性もあります。お腹の赤ちゃんに「ちょっと回ってみようか」などと話しながらさすっていると、赤ちゃんに気持ちが伝わって戻ってくれるかもしれません。(内科・看護師)
赤ちゃんはお母さんがリラックスしているときによく動きますので、胎動を感じるときにお腹をさすって話しかけてみてください。針やお灸で戻った方もいますが、行うときは事前に医師に相談してください。横になるときは、赤ちゃんの背中が上になる状態で休むようにしてください。冷えも逆子の原因の一つといわれていますから、お腹が冷えないようにしましょう。(産科・婦人科看護師)

帝王切開も立派な分娩方法の一つ

帝王切開は、母子を危険から回避するための分娩方法です。医師とはよく話し合い、万が一の選択肢として、心の準備をしておくことも必要といえるでしょう。

逆子が帝王切開になる可能性が高いのは事実で、病院により、逆子は帝王切開しかしないというところもあるかもしれません。しかし、それは母子の安全を考えてのことですので、ご理解いただけると幸いです。リスクを承知で、逆子でも自然分娩をしたいということでしたら、先生に相談する必要があります。(内科・看護師)
32週で、胎児もしっかり成長していると思います。お腹の中には胎児が自由に動き回れるようなスペースがありません。つまり「逆子を直すには、これ」というような根拠のある方法はないのです。帝王切開も立派な分娩方法の一つですので、もしそうなっても悩まず、おなかの赤ちゃんと触れ合ってください。(内科・看護師)

逆子体操や、絶対に逆子が直る方法というものは存在しないようですが、自然に戻る可能性も、まったくない訳ではありません。また、母子の安全のために帝王切開になる可能性も念頭に置いておきましょう。


2016/01/22

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