新生児・乳児のお世話・トラブル

生後すぐに赤ちゃんの口に白いものが…まさか、もう歯が?

生まれて間もない赤ちゃんの歯茎に、白いものが見られることがあります。歯が生えるには早すぎるこの時期に見られる、これはいったい何なのでしょうか。専門家に聞いてみました。

ママからの相談:「生まれて間もない頃からある、歯茎の白いできものは何?」

口の中の歯茎の、歯が生えてくるところが一部白くなっています。生後、間もなく泣いているときに気づいて、最初はすぐに治るかと思っていましたが、3週間経った今も白いままです。できもののように、小さくポコっとなっていますが、気にしなくてよいものなのか、それとも何かに影響があるものなのでしょうか。痛くはなさそうですが、気になります。(30代・女性)

正体は「上皮真珠」。お腹の中にいたときの組織のなごり

新生児の口の中にある白いものの正体は「上皮真珠」。お母さんのお腹の中で行われていた、歯が生える準備のなごりのようなものとの意見が寄せられました。

生後間もないのであれば、歯とは考えにくく、上皮真珠かもしれません。上皮真珠は、生後まもない乳児の歯茎に現れる白いものです。1個の場合もあれば、いくつか並んでいる場合もあります。(産科・婦人科看護師)
赤ちゃんがお腹の中で成長するときに、あごの中に歯が作られる段階で、上皮細胞の一部が角化して残っているもので、病気ではありません。(産科・婦人科看護師)
上皮真珠は、出生後から数カ月後くらいに、約1㎜ほどの丸い形をした白い粒上の塊になってあらわれ、ほとんどの新生児に見られます。時間の経過とともにいずれは消えてしまうものです。(一般内科看護師)
上皮真珠は1個だけのときもあれば、数個見つかることもあります。赤ちゃんが母体内にいるときに歯を形成する組織のなごりと考えればよいと思います。(一般内科看護師)

治療は特に必要なし。気になるなら検診時に相談を

上皮真珠は自然に消滅するため、特に治療の必要はないようです。飲み込んでも問題ありませんが、気になるようでした、健診のときに相談してみましょう。

治療の必要はなく、歯が生える頃までには小さくなって、自然消失します。時にぽろっと取れる場合もありますが、赤ちゃんが飲み込んでも心配ありませんし、その後、生えてくる乳歯や歯並びに影響はありません。(産科・婦人科看護師)
気になって触っていると、雑菌が入って炎症を起こす可能性があります。自然に経過を見てください。気になるようでしたら、健診のときに相談してください。(産科・婦人科看護師)
まれに生まれたときから歯が生えていたり、生後1カ月以内に歯が生えてくることもあります。「先天性歯」と呼ばれるもので、生えてきた歯は不安定な状態で、自然に抜けることもあり、様子を見て経過観察します。通常は生後4~6カ月くらいに歯は生えてきます。(一般内科看護師)

生まれて間もない赤ちゃんの口にある白いものの正体は、「上皮真珠」のようです。お母さんのお腹の中で赤ちゃんは、歯が生えるときの準備をしているのですね。放っておいても問題ないようですが、気になる場合は、健診時に相談してみましょう。


2016/01/28

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