皮膚トラブル

生後2カ月、顔が湿疹だらけ…どの医師の意見を信じれば?

生後しばらくは、乳児性湿疹が出やすい状態になります。治療しても、なかなか治らない湿疹に悩むママからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「治療しても悪化する湿疹、医師により意見が違い、混乱…」

生後3週頃から顔や頭に湿疹が出始めて、生後2カ月になる頃には顔じゅう湿疹だらけになってしまいました。はじめに行った病院ではワセリンを処方されたのですが、塗れば塗るほど悪化している気がします。他の病院ではステロイドの軟膏をもらいましたが、顔や目の近くに塗ることに抵抗があって、少ししか使っていません。入浴に関しても、医師によって石鹸を使う、使わないと意見が分かれ、混乱しています。(20代・女性)

生後間もない赤ちゃんは皮膚トラブルが起こりやすい

生後間もない赤ちゃんは皮膚トラブルを起こしやすいそうです。その理由も教えてくれました。

産まれて間もない赤ちゃんは、皮脂の分泌が多く、お母さんからもらったホルモンの影響も出るため、特に汗やよだれ、涙で汚れやすい顔は、皮膚のトラブルが起きやすい状況にあります。乾燥したもの、皮脂を含むもの、全ての湿疹が乳児性湿疹と判断されます。(産科・婦人科看護師)
赤ちゃんの湿疹の原因は、大きく分けて2種類あります。一つめは、赤ちゃんの脂、二つめは乾燥です。原因によって対処法が若干変わるため医師の意見がわかれたのではないかと考えます。(皮膚科看護師)

基本は肌の清潔と保湿

湿疹対策の基本は、皮膚の清潔と保湿です。ただし、湿疹の原因によって対処が異なるようです。

基本は肌の清潔と保湿ですが、皮脂を含む湿疹は保湿の必要はありません。赤ちゃん用や低刺激の石鹸をよく泡立てて、泡で包むように優しく洗うといいのですが、乾燥している場合や症状が強い場合は、石鹸を使う必要はありません。医師によって方針が異なるのではなく、その時の湿疹の状態によって対応は異なります。複数の病院を受診しているようですが、できれば同じ病院で経過を見ている医師の指示通りにした方がいいでしょう。(産科・婦人科看護師)
湿疹の原因が赤ちゃんの脂が場合には、石鹸でよく洗うことが大切ですし、乾燥が原因の場合は皮膚の乾燥を最小限にするために石鹸は使わない方がよい場合もあります。しかし、乾燥の場合でもきれいに洗浄してから保湿をすれば問題ありません。また、部屋の乾燥でも湿疹ができる場合がありますから、お部屋の湿度にもご注意ください。(皮膚科看護師)

ステロイドは医師の指示通り使用して

ステロイドの使用に抵抗を感じることはないようです。医師の指示通りに使いましょう。

ステロイドは元々、人体にあるホルモンですし、赤ちゃんに使われるステロイドは弱い作用のものなので、医師の指示通りに症状のある部分にだけ使ってください。短期間の使用でしたら問題ありません。乳児性湿疹は生後6カ月を過ぎると落ち着いてくるようですが、アトピーとの鑑別も難しいので、経過をみる必要があります。(産科・婦人科看護師)

赤ちゃんの湿疹には乾燥と脂の2種類の原因があり、原因や状況によって対処法が変わるため、医師の意見が分かれたと考えられるようです。同じ医師に経過を見てもらい、処方された薬は指示通り使うようにしましょう。


2016/02/02

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