卒乳

急におっぱいを飲まなくなった…もう卒乳の時期なの?

おっぱいを飲むわが子を見ていると、赤ちゃんへの愛情で胸がいっぱいになるもの。いつかおっぱいを卒業して、普通の食事に変わっていくことはわかっていても、その時期をいったいどう見極めればよいのでしょうか。

ママからの相談:「卒乳させる時期について」

8カ月まで完全母乳で育ててきたのですが、離乳食を始めてから急に母乳を飲まなくなりました。突然の母乳拒否に困惑しています。周りの赤ちゃんはまだ母乳を飲んでいて羨ましいです。栄養面や免疫力のことを考えると、このまま卒乳していいのか心配なのですが、卒乳はいつごろと考えたらよいのでしょうか。(30代・女性)

赤ちゃんがおっぱいを拒否する理由

急におっぱいを飲まなくなると、理由を聞けるわけでもないので余計に心配になります。一般的に、赤ちゃんがおっぱいを拒否する理由としてはどんなことがあるのか、専門家に聞いてみました。

赤ちゃんがおっぱいを嫌がる原因として、おっぱいの味が変わったことが考えられます。甘い物や脂っこいものを食べるとおっぱいが凝縮されて味が変わることがありますし、排卵や生理の再開でホルモンが変化した場合にもおっぱいの味が変わります。(産科看護師)
離乳食の味に慣れてくると、おっぱいがおいしくないと感じるお子さんもいます。離乳食はできるだけ薄味で、お母さんは野菜や果物などを中心に、バランスのとれた低脂肪の食事を心がけてください。(産科看護師)
離乳食の量はどうですか。赤ちゃんの食べる量が増えれば飲むおっぱいの量も減ってきますよ。生後8カ月で離乳食が順調に進んでいるとも考えられるので、あまり心配はいりません。(内科看護師)
お母さんに甘えてわざと拒否している場合もありますから、あまり深く考えず、赤ちゃんにとってかけがえのない母親であるということに自信を持ってください。(産科看護師)

卒乳の時期について

赤ちゃんの味覚も成長してきて、自己主張もするようになってきているのですね。では、卒乳の時期は具体的にいつごろで、これから卒乳までをどのように進めていけばよいのでしょうか。

9カ月からは離乳食をメインに進めていく時期。離乳食も1日3回になり、おっぱい主体の栄養から、食事をメインに栄養のバランスを考えていく時期に入ります。免疫は初乳で十分に得られているのであまり心配する必要はないでしょう。成長するにつれ、免疫力も自然についていきます。(内科看護師)
卒乳は一般的に12カ月から15カ月ごろで、1歳以降はミルクや牛乳を与えるようにします。栄養バランスの取れた離乳食が1日3回、コップやストローを使用して水分摂取ができるようになれば卒乳してもよい時期と考えてください。(内科看護師)
おっぱいはお子さんとお母さんとの大切なコミュニケーションの一つです。すぐにミルクに変えるのではなく、もうしばらくがんばって母乳で授乳してください。栄養面でも免疫に関しても、お母さんのおっぱいに勝るものはありません。(産科看護師)

おっぱいを嫌がっても、離乳食をちゃんと食べてくれれば大きな問題はなさそう。だいたい1歳くらいまでは離乳食と並行しておっぱいを与えていき、そこから徐々にミルクや牛乳に変えていくのがよいようです。


2016/02/12

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