添い乳

添い乳しながら眠かせると虫歯になるの?

母乳を飲みながら眠りに落ちる赤ちゃん。母も子も幸せを感じる瞬間ですが、母乳の乳糖で赤ちゃんの歯が虫歯になってしまうというのは、いったい本当なのでしょうか。

ママからの相談:「添い乳で虫歯になるのが心配です」

生後8カ月の娘は下の歯が2本生えていますが、まだ歯磨きはしておらず、食後は麦茶を飲ませたりガーゼでふいたりします。母乳が好きで添い乳がないと寝付けないので、いつも夜は母乳を飲みながら寝ているのですが、寝ている間に菌が増殖して虫歯になりはしないかと心配です。添い乳は歯によくないでしょうか。(20代・女性)

母乳のせいで虫歯になる心配はない

添い乳のせいでわが子が虫歯になるのではと心配するお母さん。しかし、母乳の乳糖で虫歯になる心配はいらないどころか、添い乳は赤ちゃんにもお母さんにもメリットがあるようです。デメリットも含めて覚えておきましょう。

母乳に含まれる乳糖で虫歯になることはありません。虫歯の原因を添い乳とする医師もいますが、虫歯の原因は虫歯菌です。添い乳をしていなくても虫歯になる子はいますし、十分に歯磨きをしていなくても唾液の分泌が多い子は虫歯になりにくいです。(産科看護師)
虫歯が心配だからといって、添い乳をやめる必要はありません。お子さんが自然に離れるまで、添い乳は続けてあげてください。(産科看護師)
添い乳には赤ちゃんに安心感を与えて寝つきをよくする効果と、お母さんも楽に就寝できるなどのメリットがあります。逆に、添い乳によって赤ちゃんを窒息させてしまうおそれがあることや、同じ側からの授乳が多くなることで乳腺炎を起こすなどのデメリットがあることも知っておいてください。(産科看護師)

赤ちゃんのデンタルケア

乳歯とはいえ虫歯にはなってほしくないもの。赤ちゃんの歯を守っていくためには、デンタルケアの基本を知っておくことがとても大切です。

歯のケアは現在行っている方法でよいと思います。生後8カ月で下の歯が2本生えている時期は食後に水や麦茶を飲ませたり、ガーゼに水を含ませて歯を拭いてあげましょう。歯の表面や歯茎周辺は綿棒で拭いてあげても良いですね。(内科看護師)
乳歯が虫歯になってしまうと永久歯にも影響が出てしまいます。添い乳が終わった後は、水分を含ませたガーゼで歯を拭いてあげるようにしてください。添い乳をしているお母さんも眠くなるので大変ですが、お子さんを虫歯から守るためなので今はがんばりましょう。(内科看護師)
心配でしたら、お子さんが寝付いてから濡らしたガーゼで拭きとってください。また、離乳食を食べた後もガーゼでふき取るか、歯磨き粉をつけない歯ブラシで歯磨きしてください。(産科看護師)
月齢が進み、上の前歯が2本揃い始めたら仕上げ磨きを開始する時期です。赤ちゃん用の柔らかい歯ブラシを使用して就寝前に歯磨きをしてあげましょう。また、哺乳瓶で甘いジュースやミルクなど飲ませて寝かせるのは、虫歯の原因になるので避けてください。(内科看護師)

添い乳で赤ちゃんが虫歯になることはなさそうですが、月齢や飲食物などに合わせてしっかりデンタルケアをして、赤ちゃんの口内環境を整えてあげることが大切なようです。


2016/02/12

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