発達の遅れ

ほかの子は歩いているのに…いつまでもハイハイで大丈夫?

子どもの成長に個人差があることはわかっていても、同じ月齢の子と違うと、つい気になってしまうものです。今回は10カ月の子どものママからの相談です。いつまでたっても歩く気配がない我が子が気になるママに、専門家からはどのようなアドバイスが寄せられたでしょうか。

ママからの相談:「息子はつたい歩きだけ…いつ頃から歩き始めるのが理想的?」

他の子と比べるのはよくないと思うのですが、お友達は10カ月で歩き始めたのに、息子はつたい歩きはするものの、基本ハイハイばかりでまったく歩く気配がありません。同じ月齢の友達もよちよち歩いてお外をお散歩しています。いつ頃から歩き始めるのが理想的なのでしょうか。早く歩けるように何か手助けできることはありますか。逆に、早く歩くことにデメリットなどがあれば、教えてください。(30代・女性)

その子の成長がその子の適齢期。環境を整えるのが親の役目

子どもの成長は千差万別です。理想の歩き始めは、その子が歩き始めたとき、との声もありました。

早く歩き出したからといって、今後の成長にメリットもデメリットもありません。一般的に1歳近くになると、立っちができて、つたい歩きを始め、1歳を過ぎた頃には一人で歩き出す子もいますが、子どもの成長はそれぞれです。歩き出すのが遅くても心配ありません。つたい歩きをするのでしたら、もうすぐ歩きだすと思います。(産科・婦人科看護師)
10カ月になってもハイハイをしない子どももいますし、9カ月でも寝返りをしない子どももいます。どれも異常ではなく、その行動を始めるタイミングが違うだけです。子どもの発達や成長は、他の子どもと比べても、どうにもなりません。逆に不安や、比べることの罪悪感しか出てこないのではないでしょうか。(看護師)
歩き始める適齢期は、その子が歩き始めたときです。手助けしたいのであれば、歩こうとする子どもが転んでも危険がないように、環境を調整したり、歩く動作に一緒に喜んであげることでしょう。(看護師)

周りと比べるとプレッシャーに。異常がなければ見守って

比べることが子どものプレッシャーになってしまうのはよくありません。発達に異常がないのであれば、あとは成長を見守ってあげましょう。

お子さんは慎重な性格で、自信がつくまでゆっくりと準備しているのかもしれません。周りの大人は早く歩けるようになってほしいと焦りますが、お子さんは自分のペースで成長しています。周りと比較して、プレッシャーを与えるのはよくありません。健診で発達について指摘がなければ、大らかな気持ちでお子さんの成長を見守ってください。(産科・婦人科看護師)
早く歩き始めることの欠点といえば、たしかにハイハイは手足や足腰を鍛えるといわれます。しかし、それ以外の行動や遊びでも同じように鍛えることはできます。大人が足腰を鍛えるのにハイハイをしないのは、他の行動でも鍛えることができるからです。立ち上がるということは、足腰が鍛えられたからこそできる行動ですので、そういった面でも心配はないでしょう。(看護師)

歩き始めたそのときが、その子にとっての適齢期。発達について特に異常がなければ、親ができる手助けは、安全な環境を整えることと、大らかに成長を見守ること、そして、歩けたときに子どもと一緒に喜んであげることです。我が子を信じ、見守ることも親の役目かもしれませんね。


2016/02/15

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