アトピー

子どもの乾燥性湿疹は、アトピーになりやすい?

子どもの肌はデリケートなため、ちょっとした刺激でもトラブルが起こりやすいものです。子どもが乾燥性湿疹と診断されたが、このままアトピーになってしまうのではないかと心配するママに、看護師さんたちからのアドバイスです。

ママからの相談:「子どもが乾燥性湿疹と診断されました。将来アトピーになりやすいって本当?」

乾燥する時期、子どもの顔がカサカサして真っ赤になります。皮膚科で乾燥性湿疹といわれ、子どもは皮膚が薄く埃などが付くとかぶれるとのことで目の周辺はプレドニン眼軟膏、耳などにはリンデロンが処方され、薬を塗ると一時は治まるもののまた痒がります。ネットで、乾燥性湿疹はアトピーになりやすいとありましたが、アトピー防止のためにはどうすればよいか、またステロイドを塗り続けて問題はないでしょうか。(30代・女性)

乾燥性湿疹とアトピーは別物

乾燥性湿疹とアトピー性皮膚炎は原因が全く違いますが、もともとアレルギー体質だとアトピーへ移行することもあると、看護師さんは説明しています。

乾燥性湿疹とアトピー性皮膚炎は、原因が異なります。皮膚が乾燥すると皮膚表面に隙間ができて水分が抜けてしまい、隙間から埃やばい菌が侵入して炎症を引き起こすものが乾燥性皮膚炎です。これに「アレルギー体質」というものが加わると、アトピー性皮膚炎となります。つまり、アレルギーがなければアトピーにはなりようがないのです。(看護師)
乾燥性湿疹は、皮膚の潤いがなくなり乾燥してしまう疾患です。年齢と共に皮脂やコラーゲンが減少することで起こりますが、小さい子どもの場合は空気の乾燥によるものがほとんどで、アレルギー体質の子はアトピーに移行する場合もあります。(産科看護師)
身近なアトピー対策としては、アレルギーにならないように埃をためないということぐらいでしょう。しかし実は、はっきりとしたアトピーの原因というものもわかってはおらず、他にできることといえば皮膚を十分に保湿して乾燥を防ぐことでしょうか。(看護師)

ステロイド剤は有効な薬

ステロイドに不安を抱くママは多いですが、子どもに処方されるステロイドは成分が弱いですし、医師の指示の下で使用すれば優れた効果が期待できる薬です。また日頃から肌を十分に保湿して、部屋を清潔にするように心がけましょう。

ステロイドは元々体内にあるホルモンで優れた効果がありますし、子どもに処方されるステロイドは弱いため、医師の指示通りに使用すれば問題ありません。塗る時は綿棒を使い、症状のある部分にだけ薄く塗ってください。(産科看護師)
身体を洗う時はナイロンタオルなどは使用せず、低刺激の石鹸をよく泡立てて手で洗い、その後十分にすすいでください。入浴後は、身体が湿っている状態で保湿クリームなどを塗り、乾燥がひどい場合はワセリンが効果的ですが、症状が強い時は処方された軟膏を塗ってください。(産科看護師)
お子さんが過ごす部屋は埃をためないようにし、肌の保湿を心がけてください。肌着や布団カバーなど肌が直接触れるものは、綿など低刺激のものがよいでしょう。(産科看護師)

乾燥性湿疹とアトピーは原因が全く違いますが、アレルギー体質だとアトピーに移行する可能性があるようです。ステロイドは指示通り使用すれば問題ないので、肌の保湿だけでは不十分な場合、痒みのある場所に塗ってあげてください。


2016/02/22

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