生理不順

プロラクチン値が高いと不妊症になる?

ふとしたきっかけで生理周期が乱れることはよくありますが、プロラクチンというホルモンの数値が上がって何カ月も生理が止まってしまうのには、どんな原因があるのでしょうか。また、どんな治療が必要なのでしょう。

生理不順についての相談:「生理がこなくて焦っています」

5カ月ほど生理が止まっています。妊娠はしていません。婦人科では「プロラクチンの値が高い」といわれました。妊娠した時と同じ状態だから生理が来ないのだそうです。プロラクチンの数値は、どんな原因で上がるのですか。どうしたら下がるのでしょうか。妊娠できなくなったらどうしようかと不安でたまりません。(20代・女性)

プロラクチンってなに?

まず、聞きなれないプロラクチンというのは、いったいどのようなホルモンなのでしょうか。数値が上昇することで起こり得る症状について専門家にうかがってみました。

女性の身体には、妊娠して子どもを産むという働きがあります。プロラクチンは妊娠すると分泌されるホルモンの一種です。(内科看護師)
プロラクチンには、産後に乳腺を発達させて母乳の分泌を促進させる効果があります。(産科 婦人科看護師)
妊娠していないのにプロラクチン値が高 くなると、生理不順や無排卵、出産していないのに母乳がでるなどの症状があります。また、着床不全を起こしやすく、不妊症の原因にもなります。(産科婦人科看護師)

プロラクチン数値上昇の理由と治療

妊娠していないのに、身体は妊娠しているのと近い状態になるようです。不妊症の原因にもなり得るとは大変なこと。こんな時、どのような治療があるのか、数値上昇の理由も含めてうかがってみましょう。

プロラクチンの数値が高くなる原因としては脳にある下垂体の異常や甲状腺、薬剤などが考えられます。 (内科看護師)
プロラクチンが高くなる原因は、脳下垂体に異常がある場合、甲状腺機能障害、ストレスやホルモンバランスの変化でも起こります。婦人科では他に検査はすすめられなかったでしょうか。まずは原因をはっきりさせて、適切な治療を行う必要があります。(産科婦人科看護師)
ホルモンバランスが原因でしたら、プロラクチンを抑えるホルモン剤で治療が行われます。また、ストレスによるものでしたら、気分転換したり睡眠をしっかりとるなど生活習慣を見直す必要があります。不安や焦りもストレスになりますから、できれば基礎体温を測って、定期的に婦人科を受診してください。(産科婦人科看護師)
数値が基準値に対し、どれくらい高いのかにもよりますが、ストレスをためないという基本的なことから身体を冷やさない、適度に運動習慣を取り入れるといった方法があります。(内科看護師)
受診された婦人科の医師がどのように考えているかわかりませんが、内服治療を考えている、あるいは現時点では治療する気がないなど、妊娠の希望があるようなら医師と相談されるのが一番だと思います。(内科看護師)

数値が上昇している原因によっていくつかの治療法があるようですが、大切なのは原因を突き止めること。まずは早めに病院を受診して、しっかり見ていただくのがよさそうです。


2016/03/26

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