帝王切開の傷

5カ月たったらもう遅い?帝王切開の傷の治療

そのうち治ると思っていたのに、なかなか治らないどころか、赤い腫れやかゆみが引かない帝王切開の傷。出産から5カ月が過ぎていても、治療や症状を緩和することはできるのでしょうか。

ママからの相談:「帝王切開の傷を治療するには遅すぎるでしょうか」

予定帝王切開で出産して5カ月たちますが、傷跡にパンツのゴムがあたる時などにかゆくてたまらずについ触ってしまいます。出産直後は赤みがある程度で気にならなかったのですが、今は厚みがあって赤く固い幅5mmほどのミミズ腫れになってしまっています。今から治療できないでしょうか。(30代・女性)

帝王切開後の傷はさまざま

帝王切開の傷といっても、傷のタイプにはいくつかあり、症状や完治までの期間は異なるようです。5カ月たっても赤みや腫れが引かないという相談者さんの傷は、どのタイプにあたるのでしょうか。

帝王切開後は、3カ月ほどで赤みがとれ、1年過ぎるころには傷口が目立たなくなるのが一般的です。(内科看護師)
ケロイドになっているのでしょうか。手術をして初めて自分がケロイド体質だと判明することもあります。ケロイドはミミズ腫れになってかゆみや痛みを伴います。また、切開した部分以外にも大きく広がり、長期間の治療が必要になります。(内科看護師)
遺伝や体質が原因で起こるケロイドのほか、ケロイドと似た症状の肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)というものがあります。肥厚性瘢痕の場合は、数カ月から数年で症状も落ち着いて自然に治ります。ケロイドと違い、赤みや盛り上がりが傷口だけにとどまります。(内科看護師)

まずは病院で相談してみること

通常は1年ほどで目立たなくなるようです。タイプによっては治療に数年かかるものもあるとのことですが、今からでも以下のような治療方法や日常ケアで改善することはできそうです。

ケロイドの治療方法は、軟膏の塗布やステロイドテープの 貼付です。内服薬 もありますが、授乳中の場合は医師の指示に従うようにしてください。傷跡が気になるようであれば皮膚科や形成外科で相談するのがよいでしょう。(内科看護師)
皮膚の弱い方は、手術や怪我の傷跡が残りやすい傾向にあります。検診の時にでも、傷跡用のテープや軟膏を処方してもらった方がいいでしょう。 (産科看護師)
傷跡が気になるようでしたら、レーザーで傷を目立たなくすることも可能です。また、次の出産も帝王切開の場合は、残った傷を取り除いてくれます。(産科看護師)
かゆみがあるときは、冷たいタオルで冷やしてみてください。入浴時は、泡で優しく包み込むように洗い、入浴後は、傷口が乾燥しないよう、オイルやクリームで保湿してください。(産科看護師)
産後も骨盤ベルトを使用していると思いますから、締め付けすぎないようにし、下着のゴムも緩めにしてください。(産科看護師)

どうしても気になる場合は、レーザー治療もできるとのこと。まずは、日常的に刺激しないように注意しつつ、早めに医療機関で相談してみるのがよいそうです。


2016/04/04

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