帝王切開の傷

産後10カ月。帝王切開の傷跡の痛みはいつまで続くの?

自然分娩ではなく帝王切開で出産を行った場合、術後に残った傷跡がいつまでも痛む人もいるようです。痛みの感じ方には個人差がありますが、この傷跡の痛みはいつまで続くのか、様子をみるしかないのかどうか看護師さんたちに尋ねてみました。

ママからの相談:「帝王切開で出産。術後の傷跡が今でも痛むが改善する?」

3年前、1人目が緊急で帝王切開になったので、今回の2人目は計画出産での帝王切開でした。1人目の時は、初めての出産と育児であまり記憶にないのですが、今回は産後10カ月経ってもお腹の傷が痛いままです。とても刺激に敏感というか、天気が悪くなるだけでも傷痕が痛みます。出血などはないので産婦人科の先生に診てもらうのも悩んでしまいます。いつ頃になればこの痛みが落ち着くのか、ちゃんと治るのか心配です。(30代・女性)

術後の傷跡が痛むのは帝王切開だけではない

帝王切開に限らず、大きな手術でできた傷跡がいつまでも痛むということは、珍しいことではないようです。今後、痛みが強くなることはないようですが、不安なことは早めに医師に相談してみてください。

帝王切開に限らず大きな手術を受けた後は、数年経っても傷の痛みが続く場合があります。痛み止めを飲むほどでもなく、思い出したように鈍い痛みがあったり、天気が悪い日や体調の悪い時に痛みを感じることがあります。表面の傷ではなく、表面より少し深いところにある痛みの元による刺激であるお腹の中の傷の痛みと考えてください。痛みが強くなることはないですが、定期的に病院を受診しているのなら、遠慮せず主治医に相談してください。(産科看護師)
傷が刺激に弱い・敏感ということですが、それは帝王切開に限らず他の手術の切開創でも同じことがあります。これは傷の表面の皮膚が薄くなり、防御力が低下していることが主な原因と考えられます。また天候で痛みが左右されるのも帝王切開の傷だけではないのですが、この現象については、未だに医学的・科学的に解明されていません。(看護師)
恐らく、傷の部分に少しテカリがあるかと思いますが、この場合は痛みに敏感な時期が長くなりやすいようです。まだ産後10カ月ですし改善の余地はあると思うので、早めに産婦人科で相談されてはいかがでしょうか。他の科を勧められた場合は、その指示に従いましょう。(看護師)

日常生活で気をつけることは?

痛みの感じ方には個人差がありますが、時間の経過とともに徐々に改善されるだろうと、看護師さんは説明しています。日常生活では、重いものを持ったり腹圧をかけたりしないなど、気を配るようにしましょう。

いつ頃までというのは個人差がありますが、時間の経過で徐々に改善されるでしょう。下半身を冷やさないようにし、重い物を持ち上げたりすることで、傷が開く方向に力を加えることは控えてください。骨盤ベルトでお腹を固定するのもよいですし、便秘を予防し、腹圧をかけることは避けてください。(産科看護師)
傷の痛みが気にならなくなる時期というのはかなり個人差があり、痛みの「域値(痛みへの強さ)」というものがあるのですが、この域値が低いのかもしれませんね。(看護師)

少し時間はかかるかもしれませんが、徐々に改善されるようです。しかし痛みの感じ方は人それぞれなので、検診などの機会に一度病院で相談されるのもよいでしょう。


2016/04/06

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