ステロイド

ステロイド外用薬の副作用が心配…止めどきは?

赤ちゃんは肌が弱く、少しの刺激でも荒れてしまいがち。生後すぐから肌が乾燥し、治療のステロイド外用薬を止める目途が立たないことを不安に思う心配するママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

ママからの相談:「ステロイド外用薬の止めどきは?」

生後すぐから肌の乾燥が目立ち、皮膚科でアトピー気味と診断されてから約9カ月間、弱いステロイドを使用してきました。皮膚科では、肌の状態が落ち着いて2~3日経てば一旦ステロイドを中止して様子を見ても構わないと言われたのですが、使用を止めると1~2日でブツブツが出てきてしまいます。この先の副作用が心配ですし、いつまでステロイドを使用しなければいけないのか、親として取り組むべきことは何かを知りたいです。(30代・女性)

適切に薬を使用し、肌をよい状態に整えていくことが大切

ステロイドに抵抗のあるママは多いですが、もともと体内にもあるもの。アトピー性皮膚炎の場合、ベースに保湿剤を塗布し、その後、発赤があるような炎症が強い部分にはステロイドを塗布するのが良いでしょう。成長と共に子どもの皮膚は改善していくので、今はステロイドを使ってよい肌の状態を保つことを目標としましょう。

ステロイドには賛否両論があり、できるだけ使いたくないというママも多くいますが、もともと人間の体内にあるものですし、症状が強いときは薬に頼ることも必要です。ステロイドの代表的な副作用には、皮膚細胞の増殖が抑制されて皮膚が薄くなり、毛細血管が浮き出て見えることがありますが、個人差があり、使用量や期間の基準はありません。短期間の使用が望ましいですが、医師の指示を守っての使用なら心配ないでしょう。(産科看護師)
肌の状態は、乾燥や体調、お風呂の温度などでも左右されるため、しばらく塗って経過を見ていくほうがよいでしょう。多くの子どもの皮膚は成長とともに改善していくので、今はステロイドに頼ってもよいと思います。まずはステロイド軟膏を使って皮膚を適切な状態にすることを目標としていきましょう。(皮膚科看護師)

乾燥が大敵、入浴後は保湿を心がけて肌のケアを

乾燥が皮膚の症状を悪化させる一因になります。お風呂では低刺激のもので身体を洗い、入浴後はしっかりと保湿をしましょう。

アトピーなのか乾燥なのか、あるいはそのどちらも皮膚症状を起こしているかもしれません。乾燥は症状が悪化する原因の一つとして考えられるので、保湿を心がけてください。(皮膚科看護師)
シャンプーや石鹸は低刺激のものを使います。石鹸をよく泡立てて、身体は泡で包むように手で洗い、ナイロンタオルなどは使用しないでください。症状がひどいときはお湯で流すだけでも充分です。保湿の目的で入浴剤を使う場合、合成成分で作られたものはアトピーによくないので、自然素材のものを使用しましょう。入浴後は、ローションやクリームなどでしっかり保湿してください。(産科看護師)

個人差はあるが、乳酸菌で体質改善する方法もあり

できるだけ薬を使わない方法として、体質改善があります。個人差はありますが、乳酸菌を毎日摂取することでアトピーを克服したケースもあります。またステロイドを使わない皮膚科もあるので調べてみましょう。

できるだけ薬を使わずにアトピーを克服する方法の一つに、体質改善があります。個人差はありますが、乳酸菌を毎日摂取することで腸内環境を整え、体質が改善し、アトピーを治したケースもあります。効果が期待できる乳酸菌は、ビフィズス菌・L-92・LGG菌・乳酸菌KW3110など。乳酸菌は空腹時や食前に摂ると腸内に定着しないため、食後に摂るとよいでしょう。 (産科看護師)
最近は、ステロイドを使わない皮膚科も増えてきているようです。ホームページなどで検索してみてください。(産科看護師)

ステロイドの副作用を心配するママは多いですが、今は症状に合わせて適切に使用し、肌のよい状態を保つことも大切だそうです。成長とともに改善することが多いので、乾燥を避けて保湿をすること、乳酸菌を用いた体質改善を取り入れることも一案です。


2016/04/13

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