妊活・妊娠したい

2016/04/18

不妊治療に、明白なガイドラインがないのは何故?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

不妊治療に、明白なガイドラインがないのは何故?

不妊に悩む人にとって不妊治療はとても大変なものですが、治療を受ける側としてはよくわからないことも多いようです。不妊治療を進めていく上で不満や疑問はどうすればよいか、医師や看護師さんたちからのアドバイスです。

不妊治療についての相談:「不妊治療。明確な治療法などオープンにされてないのはなぜ?」

現在35歳、病院に通い始めて1年経ちました。タイミング法や人工・体外受精など方法がありますが、明白なガイドラインはあるのでしょうか。HPには記載している所とない所があり、生理何日目に卵胞の数や大きさを見ながら治療方法を決めていくのはわかりますが、あまりにも全体的に不透明です。こういう状態だからこの薬を使い、今後このような方針でといった見本があればわかりやすいですが、なぜ明白にしないのでしょうか。(30代・女性)

不妊の原因は、様々な要素が絡み合っている

ひとことに不妊といっても、身体的状況だけではなく個人を取り巻く様々な環境など、いくつもの原因が絡み合っています。そのため、1人1人実際に治療を進めながら経過を見る必要があり、一般的なマニュアルのようなものは存在しないようです。

不妊治療には、年齢などの個人差やそれぞれ家庭の事情もあるため、この方法だと100%確実に妊娠できますと断言できず、一般的な治療法しか記載されていません。不妊治療の流れについてはネットでも詳しく説明がありますが、ネットの情報も様々で、信憑性のないものもあれば個人差もあるため、全てが自身にあてはまるわけではありません。(産科看護師)
不妊治療に関わる日本のガイドラインは、卵子や精子の凍結、受精卵を戻す数、第三者からの卵子・精子提供など、まだ倫理的項目に限定したものがほとんどのようです。(医師)
不妊と一言でいっても卵巣や子宮の問題だけでなく、ホルモンや栄養状態、パートナー側の要素など、原因があまりに多岐に渡る上に複数の問題が絡み合っている場合も多いです。そのため患者様の身体状況だけでなく、社会的な問題なども含め多角的に1人1人に合わせた治療が必要となるため、対応を一括りにはできないのです。(医師)

医師との信頼関係が大切。別の病院受診を検討しても

不妊治療は時間がかかることも多いですし、何よりも医師との信頼関係が大切です。不審なことや疑問点は遠慮なく質問し、納得のいく説明が受けられない場合は、別の病院の受診を検討してもよいでしょう。

主治医や看護師などに、考えられる不妊の原因、それに対して現在行っている治療の利点やリスク、今後の治療方針(現在の治療がうまくいかない場合に他の治療法を選択するタイミング)など、詳しく質問することが一番だと考えます。もし病院側の対応がうやむやなようなら、納得できる説明が受けられる病院への転院を考えてもよいでしょう。(医師)
治療に関しては、主治医からきちんと説明があると思いますが、不審なことや分かりにくいことは、都度主治医に相談するようにしてください。納得いかない場合はセカンドオピニオンもできるので、安心して治療を受けてください。(産科看護師)

不妊治療は1人1人きめ細やかな対応が必要なため、一般的なマニュアルなどはないようです。今後不妊治療を続けていく上で、納得のいく説明がない場合は、別の病院の受診を検討してもよいのではないでしょうか。


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