二人目妊娠

不育症の治療で出産成功。2人目の時も同じ治療が必要?

流産を繰り返していたものの、不育症の治療の甲斐あって出産したママからの相談です。2人目を産むときも同様の治療が必要なのか、その場合里帰り出産は難しいのか、という質問に対し、専門家の皆さんはなんと答えているでしょうか。

ママからの相談:「これからの治療方法と出産場所について」

第1子妊娠までに3回流産し、不育症の検査をしました。抗カルジオリピン抗体IgGが10前後で微妙ということで、陽性反応が出てから35週までバイアスピリンを服用するという方法を試し、何とか出産に至りました。出産1年以上経ち、1度また流産がありましたが、再び検査をしてもらったほうがよいでしょうか。また第2子の時は里帰り出産も考えたいのですが、専門的治療が必要ならば無理でしょうか。(30代・女性)

再検査と、前回同様の治療が必要になりそうです

抗体の異常自体は治っていないため、もう一度出産するには再び同様の治療が必要でしょう。前回の出産によるホルモンや子宮環境の変化も考えて、再検査するのがベストです。

不育症は、妊娠しても死産や流産を繰り返し、妊娠の継続ができないことで、不妊症とは異なります。原因は夫婦の染色体異常に加え、子宮形態異常や、子宮疾患によって着床障害を起こしたり、ホルモンバランスの異常など、お母さん側の問題もあります。(産科看護師)
1度出産されていますが、妊娠・出産によって、ホルモンのバランスや子宮環境も変化していますし、出産後も流産されたのでしたら、流産の原因について再度検査された方がよいでしょう。その場合、ご主人の方に問題が起きている場合もありますから、一緒に受診された方がよいでしょう。 (産科看護師)
抗カルジオリピン抗体といった免疫学的異常が原因となる不育症は、完治するわけではありませんので、2人目のお子さんを希望される場合も、1回目の妊娠同様の治療が必要になると思われます。出産後に1度流産をなさったということですので、今後の治療についてもまた相談なさった方がいいでしょう。(医師)

里帰り出産については主治医に相談してみましょう

治療が必要でも、里帰り出産が無理というわけではないようです。主治医に相談し、実家付近で治療を続けられる方法を探ってもらいましょう。

里帰り出産についても、かかられていた産婦人科の医師に相談することをおすすめします。ご実家の近くに不育症の治療を行っている病院がないかどうか調べていただけるかもしれませんし、バイアスピリンを服用しながらの妊娠後期の経過観察ということだけであれば、今の主治医に詳しい診療情報提供書を発行してもらえれば多くの産婦人科で対応できるのではないかと考えます。(医師)

1人目の時に行っていた不育症治療が、2人目の時にも必要になる可能性が高いです。里帰り出産については、かかりつけの医師に相談してみましょう。実家の近くで治療を続けられるかもしれません。


2016/04/19

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