抗うつ薬

妊娠中の精神安定剤の利用と、相談窓口について

妊娠中は、薬が母子に与える影響を考慮する必要があります。治療のため精神安定剤を服用している女性から、妊娠中の服薬と相談窓口について相談がありました。看護師さんたちは、どのように答えているでしょうか。

女性からの相談:「妊娠中に使える精神安定剤はありますか?相談先窓口についても教えてください」

私は現在、パニック障害と抑うつ状態のため、抗うつ薬と精神安定剤を服用しています。子どもが欲しいと考えていますが、妊娠すると抗うつ薬や精神安定剤を飲めないと聞きました。薬を飲まないと日常生活に支障が出てしまうのですが、妊娠中にも飲める抗うつ薬や精神安定剤はあるのでしょうか。また、メンタルヘルスに問題を抱えている妊婦が相談できる窓口や病院はあるのでしょうか。(20代・女性)

まずは専門の医師に相談を

妊娠中でも内服できる薬もありますが、薬によっては赤ちゃんに影響を与えることもあるそうです。まずは専門医への相談をご検討ください。

現在、精神科に通院されているのでしょうか。もし内科で治療中でしたら、心療内科や精神科で専門の医師と相談した方がいいでしょう。精神安定剤は、妊婦さんに使えるものもあります。しかし、勝手に薬を変えたり減量すると、症状を悪化させる場合があります。妊娠の経過と症状に合わせて調節していかなければなりませんから、できれば専門医のいる病院を受診してください。(産科・婦人科、精神科看護師)
抗うつ剤や精神安定剤の内服については、専門の医師に尋ねるのがいいと考えます。日常生活にきたすようであれば慎重に内服するようにしましょう。突然、内服を止めるとめまいやふらつき、眠気、倦怠感、血圧低下、焦燥感など離脱症状を起こすことがあります。薬の量を徐々に減らしたり、漢方や心理療法など別の方法も考えてみましょう。(健康管理科看護師)
妊娠した場合は、産科の医師に抗うつ薬と精神安定剤を内服していることを必ず伝えるようにしてください。妊娠中の内服は胎盤を介して赤ちゃんにも伝わることがあるので、妊娠中に内服しても影響のない薬を処方してもらうようにしましょう。内服している薬剤の種類によっては胎児の心臓血管系に異常が見られることもあります。また産まれた後にすぐに泣いたり、落ち着きがない子になるなどの影響が出ることもあるようです。(健康管理科看護師)

カウンセリングの相談は、病院や行政の窓口へ

カウンセリングなどに関する相談を受け付けてくれる窓口について、教えてくれました。

精神科と産科のある総合病院でしたら、互いの主治医が情報交換しながら状態を診てくれるでしょう。また、精神科にかかれば主治医はもちろん、臨床心理士などが適宜カウンセリングを行い、メンタルケアも行ってくれます。(産科・婦人科、精神科看護師)
メンタルヘルスに関する相談窓口ですが、各市区町村には妊婦や育児に関する相談窓口が必ずあり、精神保健を取り扱う専門の職員による相談が受けられます。医療機関なら心療内科でカウンセリングを受けるのもよいのではないでしょうか。(健康管理科看護師)

妊娠中でも服用できる精神安定剤もあるので、まずは精神科などの専門の医師への相談をご検討ください。カウンセリングに関しては精神科や心療内科の他にも、各市町村にも相談窓口があるようです。


2016/04/22

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