病院選び

2016/04/23

切迫流産の不安…個人病院か大病院かで迷う

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

切迫流産の不安…個人病院か大病院かで迷う

出産に不安があるのは初産婦だけでなく、経産婦にとっても同じです。前回の妊娠時に切迫流産と早産を経験したことから、NICUのある大病院を選ぶべきか、小さな個人病院のケアで十分かと悩む今回の相談者さんに、専門家たちがアドバイスしています。

妊婦さんからの相談 :「個人病院でも切迫流産のケアは可能?」

2人の娘がいます。1人目は何もトラブルがなく順調にお産を迎えたのですが、2人目の出産のときには切迫流産と早産で2カ月自宅安静、2カ月入院をしました。3人目の病院を選ぶ際には何かあることも考えて始めから小さな病院ではなく、NICUなどもある大病院を選んだ方がよいでしょうか。小さな病院でも後々のケアはしていただけるのでしょうか。また切迫にならないかと心配です。(32歳・女性)

個人病院でも対応可能

個人病院と大病院は、それぞれに長所と短所があります。切迫流産や早産のケアは、個人病院でも可能なようです。

1人目、2人目の出産は小さな病院だったのでしょうか?それらの経験から大きな病院をご希望でしたら、設備の整った大きい病院にかかった方がよいでしょう。しかし大きな病院ですと、診察までの待ち時間が長かったり、スタッフの入れ替わりのため途中で主治医が変わることもあります。その際にはきちんと情報交換をしますが、患者さんにとっては主治医が変わったりすると不安になるかと思います。(産科・婦人科看護師)
心配されている切迫流産・早産の原因は母体側と胎児側に原因が分かれます。妊娠12週までの早期流産は染色体に問題があり、12週以降は母体側の問題で子宮頚管無力症や子宮の奇形や筋腫、自己免疫疾患などが原因とされます。小さな病院でもケアはきちんとしてくれるので、心配な時は医師や助産師に相談しましょう。(一般内科看護師)
小さい病院でも後々のケアはできますし、緊急用の施設が整っていなくても、大きな病院と提携していれば、万が一に備えることはできます。通院が不便だったり、スタッフの対応が悪かったりと、病院によって長所も短所もあります。何よりもご本人が安心して受診や出産できるところがよいですので、家族とも話し合って信頼できる病院を選んでください。(産科・婦人科看護師)

大きな病院を選ぶポイント

近くにNICUの設備のある大病院がある場合は、そちらを選ぶと安心かもしれません。

NICUは特殊な施設なため、新生児科のある大きな病院にしかありません。そのため地域でも数が限られてくると思います。自宅から近い場所に大学病院や総合病院などの大きな病院があれば、そちらを選んでもよいと思います。(一般内科看護師)
初産の場合は陣痛が始まってから1時間で通える場所、経産婦なら30分を目安とします。小さなクリニックでも妊婦さんの状態によってケアができる施設もあります。もし子宮頚管無力症などがあるなら、最初から大きな病院の方が安心できると思います。近くに総合病院規模の病院がない場合、近くの産科で相談するとよいでしょう。緊急時の対応や提携先病院など知っておくだけでも安心につながります。(一般内科看護師)

個人病院でも切迫流産のケアはできますが、近くに大きな病院があるのなら、始めからそちらを選んでおくと安心できるかもしれません。または近くの産院で提携先の病院について相談しておくとよいでしょう。


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