体外受精

2016/04/24

体外受精を成功させたい…よい医師の見分け方はある?

この記事の監修/執筆

専門家監修記事(Q&Aコメント)

体外受精を成功させたい…よい医師の見分け方はある?

不妊治療中は誰しも、次の受精は成功させたいと願うものでしょう。人工授精から体外受精に移行し、体外受精の成功は治療を行う医師の技量によると聞いた今回の相談者さんは、腕のよい医師の見分け方を知りたがっています。よい医師の見分け方などはあるのでしょうか。

妊婦さんからの相談 :「体外受精は医師の技量による?」

不妊治療中です。検査の結果、夫婦ともに特に問題があるわけではなく、妊娠は十分可能と診断されました。人工授精に5回挑戦し、一度も陽性反応に至りませんでした。現在は体外受精に切り替え挑戦中ですが、あるときに「体外受精は実際に受精させる人間の腕により大きく結果が変わる」との記事を目にしました。体外受精で腕のよい医師の見分け方というのはあるでしょうか。 (38歳・女性)

胚培養士のいる機関かどうか

高度な技術を要する体外受精ですので、胚培養士と呼ばれる専門の技士のいる病院を選んだり、実績のあるところを探してみるとよいかもしれません。

体外受精は、採取した卵子に選ばれた精子を注入しますが、この時の針の差し加減、受精卵の培養、凍結する際の微妙な温度変化など、おっしゃるように高度な技術を要します。そのため検査技師の経験や生物学の特殊な知識があり、特別なトレーニングを受けた胚培養士といわれる医師と同等、もしくは技術的にはそれ以上かもしれない技術者によって行われます。(産科・婦人科看護師)
高度な技術をもった医師の見分け方は分かりませんが、何よりも信頼できる病院での治療が大切だと思います。最近は医師のプロフィールを公開している病院もありますから、そのような情報を参考にしてもよいでしょう。家族とも話し合って、ご自身にあった病院を選んでください。(産科・婦人科看護師)
医師の腕も重要ですが、納得のいく治療をしてくれる医療機関を探すのも大切です。まず、不妊治療を専門に行っている医療機関を探しましょう。そのうえで高度生殖補助医療(ART)に認可されているか、学会で認定された生殖医療機関か、胚培養士と呼ばれる専門のスタッフが働いている施設か、治療の実績を公表しているかを基準に探すとよいと思います。(一般内科看護師)

医師の技術のみでは成功できない

体外受精は複数の条件が揃わないとよい結果は生み出せず、日頃の体調管理なども重要になってきます。

高度な技術を持って取り組み、適切な受精卵を移植しても、子宮環境や卵巣機能によって子宮外妊娠や受精卵が育たないという問題が起こるため、体外受精の成功率は20~30%と、高いものではありません。従って医師の技術だけが問題ではなく、経験豊富な技術者が取り組んでも、様々な条件が揃わなければ成功しない場合があります。(産科・婦人科看護師)
不妊治療を専門に行い治療に力を入れている施設ではスタッフも熱心な方が多いので信頼できるのではないでしょうか?また体外受精は年齢が高くになるにつれ卵子も老化して妊娠率も下がります。栄養バランスのとれた食事や充分な睡眠や休息、身体を冷やさないなど毎日の生活で改善することができます。自分の体調を管理するのも不妊治療には大切です。(一般内科看護師)

胚培養士など特別な技術を持った医師のいる病院選びも大事ですが、不妊治療でよい結果を生むには、日頃からの体調管理も重要になります。


  • このエントリーをはてなブックマークに追加