子育て

2016/04/19

子どもの好奇心を育むためには、「見守る」ことも必要です

この記事の監修/執筆

チャイルド・ファミリーコンサルタント川合 良子

子どもの好奇心を育むためには、「見守る」ことも必要です

疑問を持つことは気づきのきっかけ

チャイルド・ファミリーコンサルタント(CFC)の川合良子です。
私は小4(10歳)の娘と小2(7歳)の息子がいます。

新年度になりましたね。
毎年、桜の開花とともに、気持ちがリフレッシュされるこの季節が私も大好きです。

春休みはどんな風に過ごされましたか?
私は、久しぶりに子どもたちと一緒に一週間実家へ帰省したのですが、
今回は3歳の甥も一緒だったので、とても賑やかな帰省になりました。

毎回、両親が張り切って、いろんなイベントを企画してくれているのですが、
今回、最終日はなんと下水処理場へ社会科見学に行ってきました。

なぜ下水処理場へ?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

実は、3歳の甥が、トイレで手を洗った後、排水口から消えてしまう水を見て、
「おみずはどこへいっちゃったの?」と疑問を持ったのがきっかけでした。

子どもの意欲の芽を大切に見守って

帰省前のある日、トイレを済ませた後、ママは別の家事をするために、
甥に「手を洗ってね」と声をかけて、先にトイレを出ました。
しばらくするとトイレから「ごぼごぼっ、ごぼごぼっ」という音が聞こえてきます。
何の音かな?とトイレを覗いてみると、甥が、トイレの洗面台の蛇口から水を出しながら
排水口を手で押さえていました。
押さえて水を溜めては、手を離して流れる様子を観察しています。
ママもそのときはそんなに気にとめないで(水遊びかな、と思って)、「お水がもったいないから、そろそろ出てきてね」と声をかけ、またトイレを出ました。
すると今度は、トイレから全く音がしなくなったので、心配になって覗いてみると、なんと今度は、
洗面台の下の扉を開けて、排水パイプをじっと眺めている甥が・・・。
そして一言。「おみずはどこへいっちゃったの?」

概念のない子どもたちは、日常生活の中でさまざまなことに疑問を持ち、
意欲たっぷりにあれこれ試してみようとします。
でも、概念のある大人の視点からすると、不都合なことが多々あるんですよね。
先ほどの甥の疑問にも、ママに余裕がないタイミング(例えば、幼稚園に行く前の
朝のお支度のタイミング)だと、「お水がもったいないでしょ!」「早く出てきてお支度しなさい!」と、つい声をかけてしまいがち。
子どもには「せっかくやる気で試してみようと思ったのに、ママは喜ばないんだな」と感じられ、
せっかくのやる気が削がれてしまうことにもなってしまいます。

わかった!を快感に

忙しい日常を過ごしていると、ついつい見逃しがちな子どもたちの疑問。
子育ての専門家としてCFC(チャイルド・ファミリーコンサルタント)がお勧めしているのは、
もし、子どもが疑問を持ち、探求している様子が見られたら、できるだけ
そっと見守ってあげる、ということです。
時間がない、余裕がないのがママの日常かもしれませんが、たまには特例を認めて
あげたりしながら、できるだけ子どもが疑問に向き合う機会を大切にしてあげて欲しいな、
と思います。
今、どんなことに興味を持っているのかな、何が不思議なのかな、と想像してみるのも
楽しい時間です。
そして、疑問がより深まるように、タイミングを見て、ヒントになることを提案してあげたり、
一緒に調べてみたり、本物の体験につなげたりしながら、考えることや想像すること、
わかった!ということが快感になるように一緒に楽しんで欲しいな、と思います。
そうやって、たくさんの「快」を経験する中で、子どもたちのなかに、意欲や集中力、
想像力が育まれていくことでしょう。


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