しつけ

1歳7カ月、お気に入りのぬいぐるみを離せない

ママにとってはそうでなくても、子どもにとっては譲れないこだわりがあるものです。お気に入りのぬいぐるみを手元から離せない子どもに悩むママからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「外出時もぬいぐるみを手放せない子どもに困っています」

1歳7カ月の子どもは、寝るときや、遊んでいるときなどにサンタクロースの服を着たクマのぬいぐるみを持っています。外出するときも離そうとしないので、買い物のときは仕方なく持たせています。砂場遊びへ行くときも持っていきますが、砂場に行く途中で石などを見つけるとすぐにクマを手放すので、私にとっては荷物になってしまいます。玄関で代わりの砂場セットなどを渡そうとしても、全く見向きもしない状態です。(30代・女性)

ぬいぐるみに触れることで、安心感を得ているのでは

自我が目覚めて感じる母親と離れる不安や孤独を、ぬいぐるみに触れることで癒していると考えられるようです。成長と共に離せるようになるので、今は理解して見守ってください。

ライナスの毛布という言葉をご存じですか?スヌーピーにでてくるライナスという子どもは、肌身離さず毛布を持ち歩いています。これは移行対象と言われ、毛布に触れることで心が癒されたり不安を取り除くことができます。(精神科看護師)
一方的に母親に依存していた乳児期が終わると自我が目覚め、母親から少し離れる不安や孤独を感じるようになります。母親の代わりにおもちゃなどに依存することで気持ちが癒され、母親との分離、自立が促進されます。この時期に無理に引き離すと、お子さんはストレスのはけ口を失ってしまします。他に興味を持つとすぐに離すのでしたら心配しないでください。成長と共に自分から離れていくでしょう。(精神科看護師)
お子さんはクマのぬいぐるみを自分の友達や姉妹のように感じているのでしょう。愛情が不足している場合もぬいぐるみを可愛がる傾向は見られますが、お子さんとのスキンシップはとれていますか?大きくなれば自然とぬいぐるみを離す時期が訪れます。今は持ち運びが大変ですが、子どもの気持ちを理解して付き合ってあげてください。(一般内科看護師)

言い聞かせたり、荷物にならないよう工夫を

なぜ外に持って行けないのか納得させられる伝え方や、負担にならない持ち運び方をアドバイスしてくれました。

日頃からお子さんと同じ目線で話をよく聞いて、スキンシップを図るようにしてください。ぬいぐるみを外に持って行ってほしくなければ「くまさん、今日はお腹が痛いって言ってるから、おねんねさせてあげようか?」など、お子さんが納得できる説明をしてあげてください。頭ごなしに「持っていっちゃダメ」と叱るのはよくありません。(精神科看護師)
大きいタイプのぬいぐるみでなければ無理に置いていく必要はないと考えます。お母さんが荷物になるという気持ちは分かるので、幼児用の小さめのリュックを用意してぬいぐるみを背負ってもらったり、大きいタイプのぬいぐるみならベビーカーなど利用して持ち運んではいかがでしょうか。(一般内科看護師)

ぬいぐるみに触れることで、ママから離れる不安を癒していると考えられます。無理に離させるのではなく、外に持っていけない理由を説明したり、荷物にならないよう工夫してみましょう。


2016/05/11

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