新生児・乳児のお世話・トラブル

2016/05/11

1歳10カ月の子どもに辛いものを食べさせて大丈夫?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

1歳10カ月の子どもに辛いものを食べさせて大丈夫?

地域によって食文化は大きく異なります。外国出身の家族の影響で、子どもに辛いものを食べさせることに悩むママからの相談に、看護師さんたちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「子どもに辛いものを食べさせると、将来の味覚が心配です」

1歳10カ月の子どもの食事について相談です。離乳食期は完了して、今は大人とだいたい同じ物を食べることが多くなりました。夫のお国柄辛いものを食べる事があり、慣らすために小さい頃から辛いものを食べさせて大丈夫だと夫は言うのですが、私としてはまだ辛いものを与えたくありません。今のところ好き嫌いなく食べて排便も問題ないのですが、将来味覚がおかしくなってしまわないか心配です。(30代・女性)

子どもに辛すぎる食事はNG

辛すぎる食事は味覚の変化を引き起こしたり、胃腸を傷つける恐れがあるようです。

1歳を過ぎたら大人と同じ味付けでもかまいませんが、小さいうちから濃い味や塩辛いもの、甘い物の摂りすぎは、子どもでも糖尿病や高血圧といった大人と同じ疾患を発症しやすくなります。また相談者の方が心配されるように、辛いものを摂り続けると味覚が変化し、普通の味付けでは満足しなくなる場合もありますし、まだ成熟していない胃や腸の粘膜を傷つけることがあります。(消化器科看護師)
子どもには辛いものを食べさせたくないという気持ちは理解できます。和食中心の日本では、子どもには薄味というのが一般的になっていますね。辛すぎる食品を食べると、内臓が強くない子どもには消化不良などでお腹をくだしてしまうこともあります。(一般内科看護師)

たまに食べさせるくらいなら大丈夫

辛いものはたまに、少量を食べさせる程度であれば大丈夫なようです。与える際には、大人のものよりも辛味を抑える工夫をしてください。

毎日毎食のようにキムチを食べる韓国でも、子どもが小さいうちは洗ったキムチで、大人と同じ辛いキムチは小学生になるくらいから食べさせます。料理に香辛料を使うのは味付けではなく、食欲を増進させるために刺激を求めているのですから、食欲旺盛な子どもには必要ないでしょう。たまに食べさせるにはいいのですが、頻回に食べさせるのは避けた方がいいでしょう。ご主人にも理解してもらってください。(消化器科看護師)
辛いものを与えても、年齢的に子どもが嫌がったり受け付けないことも考えられます。その場合、無理に与えるのはやめて徐々に慣らしていけばよいのではないでしょうか。無理に辛い食品を与えて、将来辛いものが嫌いになってしまっては逆効果です。年齢が大きくなれば辛いものも抵抗なく食べることができるので、今は少量を与える程度でよいのではないでしょうか。(一般内科看護師)

辛すぎる食事を取り続けると、味覚が変化したり、胃腸を傷つける恐れがあります。辛味を抑えたものを、少量、たまに摂る程度であれば問題ないようなので、家族に理解を求めてください。


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