胎動

2016/05/12

妊娠後期でも胎動が激しく、へその緒が絡まらないか心配

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

妊娠後期でも胎動が激しく、へその緒が絡まらないか心配

赤ちゃんの元気な胎動は、まだ対面できない赤ちゃんの存在を実感できる嬉しい瞬間です。ただ、胎動が激しすぎるのも心配というプレママに対し、看護師さんたちはどのようなアドバイスをしているでしょうか。

プレママからの相談:「胎動が激しく、出産トラブルが心配」

初めて胎動を感じたのは妊娠17週でした。お腹をつんつんするとそこを蹴るようになったりと、コミュニケーションが取れているようでとても嬉しい気持ちでした。しかし妊娠25週を越えたあたりから胎動が激しくなり、現在34週、そろそろ落ち着いてもよいと思うのですが治まりません。以前、胎動でへその緒が胎児の首に絡まり死産になったケースを耳にしたことがあり、心配です。胎動の後にお腹が張るのも不安です。(20代・女性)

胎動は赤ちゃんが順調に成長している証拠

胎動は赤ちゃんが順調に成長している証拠です。妊娠後期は激しくなりますが、出産が近づくとだんだん治まってきます。お腹が張るときは安静に。

胎動が感じられるということは、赤ちゃんが順調に成長している証拠でもあります。特に妊娠後期は赤ちゃんの動きも激しくなり、胎動が強くなる時期です。赤ちゃんの頭や足などの骨格もしっかりするので、ママのお腹に当ると痛みを感じたりします。出産が近づくにつれ骨盤に赤ちゃんの頭が固定されるので、胎動も治まっていきます。(一般内科看護師)
活発に動いているということは、元気な赤ちゃんで、ママのお腹の中の居心地がよいのだと思います。胎動の後にお腹が張る場合は、できるだけ安静にして様子をみてください。(産科看護師)

へその緒が赤ちゃんの首に絡まる理由と対策

へその緒が赤ちゃんの首に絡まる原因は、活発な胎動やへその緒が長いことだと言われますが、赤ちゃんは羊水に浮いた状態なので首が締め付けられることはありません。予防法はありませんが、妊婦健診の超音波検査で様子を観察しながら過ごしてください。

へその緒が赤ちゃんに絡まる状態を臍帯巻絡(さいたいけんらく)といいます。全分娩の約20%に見られ、そのほとんどが胎児の頚部に臍帯が巻き付いた状態です。臍帯が巻き付いていても、胎内では赤ちゃんは羊水の中で浮かんでいる状態なので、締め付けられることはないと言われています。原因は活発な胎動や臍帯が長いことだと言われていますが、元々臍帯が長かったのか、巻き付いたことで引っ張られて臍帯が長くなったのかは不明です。(産科看護師)
最近は、臍帯巻絡を超音波検査で発見できますし、1周の巻絡であれば自然分娩も可能です。巻絡が見つかってもお腹の中ではどうすることもできず、胎動によって自然に改善されるのを待つしかなく、予防もできません。巻絡が2周、3周となっていれば帝王切開もやむをえません。臍帯巻絡が起こっても、誰が悪いわけでもありません。(産科看護師)
定期的な妊婦健診を受ければ、血流の状態や巻絡の回数なども観察できます。赤ちゃんの胎動をチェックしながら出産まで過ごすようにして下さい。(一般内科看護師)

へその緒が赤ちゃんの首に絡まるのは、活発な胎動やへその緒が長いことが原因と考えられますが、羊水に浮いている状態で首を圧迫することはないそうです。胎動があることは赤ちゃんの順調な成長の証拠、定期的な健診で様子を観察していくことも一案です。


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