尿漏れ

産後の尿漏れ…育児疲れと寝不足も関係している?

産後の体調変化で現れることのある尿漏れは、育児疲れや寝不足のせいで起きるのでしょうか?生理ナプキンで尿漏れに対処しているという相談者のママですが、なぜ尿漏れになるのか、そして尿とりパッドを使ったほうがよいのか、専門家がアドバイスしています。

ママからの相談 :「ナプキンより尿とりパッドを使うべき?」

産後、尿漏れが気になります。量は多くないですが、ナプキンをしていないとパンツがうっすら漏れます。妊娠中は鍛えていたのであまりなかったのですが、産後はエクササイズしても気になります。育児による寝不足や授乳、食生活なども影響しているのでしょうか。また、出産後に尿漏れが始まることもあるのでしょうか。尿漏れ対策として、普通のナプキンより高齢者用の尿とりパッドなどを使ったほうがよいでしょうか。(35歳・女性)

産後の尿漏れについて

産後は骨盤や尿道周辺の筋力が低下し、尿漏れが起こりやすくなるのは、よくあること。これらの筋力を鍛えたり、力を入れる場所を変えることで尿漏れを防ぐことは可能です。

産後は骨盤底筋や尿道括約筋の筋力低下などから、尿漏れが起こりやすくなります。出産後の女性にはよく起こることですので、あまり気にしないでください。尿漏れを防ぐために、産後の骨盤矯正のエクササイズは続け、骨盤ベルトも使用してください。重い物を持ち上げたり、くしゃみをする時は、肛門に力を入れるようにしてください。(産科・婦人科看護師)
骨盤の底部には、膀胱・子宮・直腸を支えている筋肉群が存在しています。妊娠・分娩に伴いこれらの筋肉が緩んだり引き伸ばされて傷むことで、膀胱や膣、肛門の締まりが悪くなり、頻尿・排便困難が起こることがしばしばあります。特に出産直後の数カ月の間は、骨盤の筋肉を鍛えることでかなりの回復が見込めます。それ以降も尿漏れ対策の体操を続ければ、症状は少しずつですが回復してくるものです。(医師)

女性用の尿とりパッドを

生理用ナプキンで追いつかない場合は、尿とりパッドを使用するとよいでしょう。産後1年以上尿漏れが続くようなら、泌尿器科や出産した病院で相談しましょう。

立っている時でも座っている時でも、肛門をきゅっと引き締める運動を心がけてください。排尿時に、あえて一時的に尿を止める訓練もあります。普通のナプキンでも構いませんが、量が多いのでしたら、尿とりパットの方がよいでしょう。高齢者用でなくても、女性用の尿とりパットがあります。産後1年以上経過しても改善されないようでしたら、泌尿器科か出産した病院を受診してください。(産科・婦人科看護師)
尿漏れ対策のパッドについてですが、尿の量が多くて生理用ナプキンでは対応しきれないほどであれば、尿取りパッドを使った方がよいでしょう。症状が強く、日常生活に支障をきたすほどであれば、簡単な手術が適応となることもあります。念のため、女性泌尿器の専門家の診察をお受けになることをおすすめします。(医師)

出産後は骨盤や尿道周りの筋力が低下し、尿漏れが起きやすくなるようです。筋力を鍛えたり、尿とりパッドで対策はできますが、1年以上同じ症状が続く場合は、病院で相談してください。


2016/05/16

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