食物アレルギー

子どもが食物アレルギー。除去する期間はどの程度?

子どものアレルギーは、今や珍しいことではありません。1歳のお子さんが卵と牛乳にアレルギーがあり、しばらく食べるのを控えるよう医師からいわれているという相談者の方。どのぐらいの間控えればよいかという質問に、看護師さんたちの回答とは。

ママからの相談:「1歳2カ月の子どもが卵・牛乳アレルギー。どの程度の間、食べるのを控えれば?」

1歳2カ月の息子は、全卵を使ったスクランブルエッグを食べて口周りに湿疹ができ、病院からしばらく卵白はあげないよう注意されました。また温めた牛乳で下痢が1週間程続き、牛乳もダメだということが判明。卵・牛乳を控える期間はどの程度なのか、また私は妊娠中に卵・乳製品を控えていましたが、その偏りも影響したのでしょうか。(20代・女性)

定期的な検査で医師の指示を仰いで

控える期間は、個人差がありそれぞれです。定期的に病院で検査を行い、医師と相談しながら決めるとよいでしょう。

卵白は卵黄に比べアレルギー反応を起こしやすく、牛乳は温めてもアレルゲンとなるたんぱく質の成分が分解できず症状が出てしまいます。症状は湿疹や発赤など皮膚症状の他、牛乳や乳製品のアレルギーでは下痢や嘔吐など消化器系にも症状が出ます。(内科看護師)
控える期間はそれぞれですが、食べて症状が出る間は避けた方がよいでしょう。卵や牛乳以外にも、それらを含むパンなどでも症状が出ないか注意し、初めて食べさせるものは少量で丸1日は様子を見ましょう。日頃から食べた物やアレルギーの症状、その時の体調などをメモしておくと診断の目安になります。(産科看護師)
定期的に検査を受け、医師の指示に従い食事を与えてください。特に牛乳に関しては、症状が落ち着いても再発したり治癒に時間がかかることがあるため、医師とよく相談しましょう。カルシウム不足にならないよう、他の食品からカルシウムを摂取してください。(内科看護師)
負荷試験を行うとアレルゲンが特定しやすく、どの程度食べさせてよいかの目安にもなります。検査は症状が出た時に備え、医師の指示で病院内で行うことが基本で、できれば入院設備のある病院がよいでしょう。成長と共に改善する場合もありますが、定期的に検査を行い医師と相談しながら、食べさせる時期を検討してください。(産科看護師)

妊娠中の食物制限が与えるアレルギーの影響は根拠がない

妊娠中のママの食事が胎児に与えるアレルギーの影響について、きちんとした根拠はないようです。また年齢によってアレルギーが出やすい食品というのがあるようですが、乳幼児のアレルギーは成長とともに改善することも多いです。

ママもアレルギー体質なら過剰の摂取は控えた方がよいという意見もあり、子どものアレルギーを考慮して妊娠中に食事制限をする方もいます。しかし元々、胎児がアレルギー体質の場合は制限の必要はないともいわれ、直接的に影響があったのかは分かりません。(産科看護師)
妊娠中の食物制限は根拠がないとされています。2~4歳頃までは卵や乳製品にアレルギー反応を起こす子どもは多く、3歳頃から徐々に食べられるようになると思います。学童期になると身体も強くなるので、卵料理などは摂取できるようになるでしょう。(内科看護師)

控える期間については、都度医師と相談しながら決めた方がよさそうです。また初めて食べるものはごく少量からにし、その後の様子に注意しましょう。


2016/05/17

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