アレルギー性鼻炎

子どものアレルギー性鼻炎は、成長とともに改善する?

子どもの長引く鼻水。単なる風邪かと思っていたら、アレルギー性鼻炎だと診断されて驚いてしまうことも。一般的に抗アレルギー薬が処方されるようですが、いつまで飲み続ければ治るの?との相談に、看護師さんたちの回答とは。

ママからの相談:「3歳の子どもがアレルギー性鼻炎と診断。いつかは治る?」

3歳の子ですが、2歳の時に長引く鼻水で小児科を受診しました。アレルギー性鼻炎との診断で内服薬が処方され、服用するうちにだんだん治まりました。しかし花粉の時期がくるとまたひどくなり、今度は耳鼻咽喉科を受診してまた薬を服用することになりました。この先ずっと薬を服用するのかと思うと少し不安です。アレルギー性鼻炎はもう治らないのか、それとも成長とともによくなるのでしょうか。 (30代・女性)

成長とともに軽減されることも

徐々に身体が強くなり免疫力もUPすると、少しずつ改善されることもあるようです。またこの先成長するにつれて、受けられる治療の幅も広がってくると看護師さんは説明しています。

子どものアレルギーは、成長とともに免疫力や体力がついてくれば改善する場合もありますが、これ以上悪化させないため、薬物療法と併用して部屋の掃除など環境を整えることも必要です。神経質になる必要はないですが、環境改善だけでも症状を緩和できます。(呼吸器科看護師)
アレルギー性鼻炎は季節性のものと通年性のものがあり、季節性は花粉の時期が過ぎれば症状も落ち着きますが、通年性は1年中症状に悩まされます。アレルギー性鼻炎の完治は難しいですが、レーザー治療や手術、特異的免疫療法などで症状を緩和することは可能です。まだ小さいのでどの治療法も適しませんが、今後成長してから症状に合った治療を選択するとよいでしょう。(内科看護師)

アレルギーを抑えるためにできること

アレルギー性鼻炎を悪化させないため、部屋の換気や花粉・ハウスダストの除去方法など、次のようにいくつかアドバイスをいただきました。

アレルギー性鼻炎は花粉の他、ダニや埃やカビなどのハウスダストや、ペットの毛などでも起こります。家中を見回して埃などがないか確認し、また血液検査をして何にアレルギー反応を示すのか特定できれば、アレルゲンを取り除く助けになります。アレルギー性鼻炎は慢性化することが多いので、症状の悪化を防ぐためにもお子さんを取り巻く環境にも注意しましょう。(内科看護師)
帰宅後は玄関先で服についた花粉をはたき落し、うがい・手洗いを行って部屋着に着替えましょう。また花粉の季節の外出時は、マスクを着用させましょう。(呼吸器科看護師)
窓を開けるより空気清浄器で換気し、乾燥を防ぎ一定の湿度を保ちましょう。また、布団は外に干すよりクリーナーでこまめに埃などを吸い取り、干す場合はカバーをつけてください。(呼吸器科看護師)
子ども部屋はフローリングが望ましく、大変でしょうがすみずみまで掃除して埃をためないようにして、布製のソファや絨毯などは敷かないようにしましょう。(呼吸器科看護師)
ペットを飼うのは極力避け、周囲の大人は煙草を吸わないようにしましょう。(内科看護師)

アレルギー性鼻炎を完治させるのは難しいこともありますが、環境を整えることで症状を緩和することは十分可能だと看護師さんは説明しています。上記アドバイスを、是非参考にしてみてください。


2016/05/18

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