アトピー性皮膚炎

2016/05/18

3歳の子どもの肌がカサカサ。アトピーなの?それとも食物アレルギー?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

3歳の子どもの肌がカサカサ。アトピーなの?それとも食物アレルギー?

アレルゲンが肌に触れたり体内に入ると、肌が痒くなりカサカサするのはアトピー性皮膚炎の症状の一つですが、食べたものが原因で肌にアトピーの症状が現れることはあるのでしょうか。食物アレルギーなのかアトピーなのかわからないという相談に、看護師さんたちの回答とは。

ママからの相談:「子どものアトピーのような肌荒れは、食物アレルギーが原因?」

生後7カ月頃、離乳食で顔や手に赤い湿疹ができ、診断は卵・乳製品・ナッツアレルギーでした。しばらくこれらを除去し、3歳で再びアレルギー検査をしてかなりよくなっているからと少しずつ与え始めた所、チョコレートやクリームなどをたくさん食べると唇が少し腫れたりして、あと肘や膝裏がアトピーみたいにカサカサと赤く保湿しても治りません。これは食物アレルギーかアトピーなのか、どっちでしょうか。(30代・女性)

食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の関係性

食物アレルギーとアトピーの関係性は深く、食べたものがアレルギー反応を起こして皮膚に症状が現れることは珍しくないと、看護師さんたちは説明しています。

アトピー性皮膚炎と食物アレルギーには深い関係があり、食物アレルギーが原因でアトピーの症状がでることは珍しくありません。痒みの有無、乾燥肌、湿疹を繰り返す、遺伝的要因があるかなどを調べて、アトピーかどうか診断します。アトピーは主に手足の関節部や首、目の周囲などに出やすく、血液検査や皮膚の検査などでアトピーかどうか判別できるので、一度かかりつけ医に相談してもよいでしょう。(内科看護師)
食物アレルギーが原因でアトピー性皮膚炎の症状が出る場合もあります。判断は専門医でも難しいことがありますが、患者の多くはアトピー素因を持つとされています。(産科看護師)

怪しいと思うものは避ける

食物アレルギーに関しては、時に重篤な発作を起こさないとも限らないので、食べてみて怪しいと思うものがあれば当面は避けるようにしましょう。

まずは、アレルゲンと思われる食品は避けるようにし、アレルギー反応が起きた場合は原因を分かりやすくするために、何を食べた時にどんな症状が出たかメモしておきましょう。乳幼児期の子どものアトピー性皮膚炎の60~80%に食物アレルギーが関連しているという報告もあり、食物アレルギーが原因でアトピー性皮膚炎を起こす場合もあるので、お子さんの様子を見ながら定期的に病院を受診してください。(産科看護師)
重篤なアレルギー症状を起こすこともあるので、アレルゲンとなっている食品は少量を与えるようにしてください。卵や乳製品は、学童期になるとアレルギー反応も減少して摂取可能となることが多いので、食物アレルギーに関しては徐々に改善されていくでしょう。(内科看護師)

肘や膝のカサカサについては、食物アレルギーが原因で皮膚症状が出ているのかもしれません。まずは、食べたもので怪しいと思うものがあればしばらくその食品は避け、その時の症状などをできるだけ詳しくメモしておくとよいでしょう。


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