アレルギー性鼻炎

2016/05/20

抗アレルギー薬。子どもの長期服用に抵抗あるが大丈夫?

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専門家監修記事(Q&Aコメント)

抗アレルギー薬。子どもの長期服用に抵抗あるが大丈夫?

アレルギー性鼻炎や喘息など、幅広く使用される抗アレルギー薬。症状を抑えるのに効果的な薬ですが、子どもに長期間飲ませることに抵抗を感じるママは少なくありません。薬に頼らず体質改善したいという相談に、医師や看護師さんたちの回答とは。

ママからの相談:「鼻水で抗アレルギー薬が処方されたのですが、薬に頼りたくありません」

6歳の息子は1年の内300日ぐらいは鼻水が出て、ひどい時は鼻づまりで眠れずハアハアと苦しそうです。医師はアレルギーだといっていつも薬をくれますが、正直毎日のように薬を飲ませるのに抵抗があります。家は水拭きをしてなるべく清潔に保ち、ヨーグルトやみそ汁などは毎日飲ませています。薬は飲み続けてよいものか、できるだけ薬に頼らず食べ物で改善することは可能でしょうか。(40代・女性)

抗アレルギー薬について

抗アレルギー薬は長期に渡り服用することを前提としているため、自己判断で使用を中止するのは逆効果のようです。

アレルギーの治療に広く使われている抗ヒスタミン薬は、長期間(数カ月から数年)飲み続けることでアレルギー反応を抑える効果が出る薬ですが、自己判断で服用を中止するとかえって症状を悪化させる可能性があります。(医師)
薬の副作用としては口渇感や眠気が一般的で、重篤なものはほとんどないとされています。ただ、薬自体に対するアレルギーが疑われる場合は、服用を中止して医師の診断を仰ぐ必要があります。(医師)

アレルゲンを効果的に除去するには?

鼻水の原因が埃やダニなどの場合、部屋の掃除の仕方や使用する家具などにも工夫が必要だとアドバイスいただきました。

窓を開けるより空気清浄器で室内の換気をし、埃がたまりやすい絨毯やマットなどは敷かず、敷く場合は抗ダニ効果のあるカバーをつけてください。ぬいぐるみや布製のおもちゃはこまめに洗濯し、布団は布団乾燥機やクリーナーでダニを吸引、床に布団を敷くよりベッドの方がよいでしょう。(呼吸器科看護師)
アレルゲンにもよりますが、鼻炎対策として家族も花粉や埃を家の中に持ち込まないよう注意してください。玄関に入る前に服についた花粉や埃をはたき落し、うがい手洗いを励行しましょう。(呼吸器科看護師)
鼻炎の原因を詳しく検査し、アレルゲンをできるだけ除去することも大切です。水拭きも効果的ですが、布団やカーペットなども丁寧に掃除機をかけてください。(医師)

食べ物による体質改善は時間がかかる

食べ物での体質改善は効果が現れるまで少し時間がかかるため、症状によっては薬の服用も必要になってきます。

アレルギー性鼻炎の対策として体質改善もあります。乳製品で腸内環境を整えることは有名ですが、他にも生姜やネギやシソも鼻炎に効果があります。また、ハト麦は強い抗酸化作用でアレルギーを抑える効果があるといわれています。食べ物による体質改善は時間がかかることが多いので、症状が強い時は薬の使用も必要です。(産科看護師)
食べ物による体質改善も大切ですが、長期に継続しても効果が目に見えにくいです。症状が強い場合は、やはり薬の力も借りて症状を抑える必要があるでしょう。(医師)

抗アレルギー薬は長期服用で効果が出てくるため、医師の指示通りに使用することが大切です。アレルゲンの特定ができれば、アドバイスいただいた方法を参考にして、生活環境を整えてあげましょう。


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