卵アレルギー

卵アレルギーの12歳、いつかは食べられるようになる?

食物アレルギーの中には、少量の摂取であったり、加工してあれば症状がでないケースがあります。加工した卵であれば食べられる場合、卵アレルギーを克服できるかという相談に、看護師たちはどのように答えているでしょうか。

ママからの相談:「卵入りのパンを食べられる場合、いつかは卵を食べられるようになりますか」

現在12歳の子どもは生後2カ月ほどからアトピー症状が出始めました。大豆・乳製品・卵などに反応していましたが徐々によくなり、今は薬や保湿剤も要りません。ただ、卵に関してはパンなどの高温加熱したものは大丈夫ですが、卵焼きなどは喉がかゆくなるそうです。先日は誤って生卵を触り、顔の腫れと痒みで辛そうでした。こんな状態でも、いつかはたんぱく質摂取のために卵を食べられるようになりますか。(40代・女性)

少量ずつ食べさせて症状を改善する方法も

少量ずつ食べさせて様子をみるという方法を行うと、アレルギー症状を改善できる場合もあるそうです。また、その際の注意点についても教えてくれました。

食物アレルギーの克服法に、一定期間アレルゲンである食物を除去し、免疫力がついて身体機能が発達してから、アレルギーを起こさない程度の量を少量から食べ、徐々に量を増やしたり、濃度を濃くする方法があります。しかしこの方法は、自己判断ではなく医師の指示に基づいて行ったほうがいいでしょう。(消化器科看護師)
乳幼児期に発生した食物アレルギーの場合、免疫機構がまだ未熟なので、徐々に食べさせて様子をみるという形がとられることが多くあります。乳幼児期発症の場合、小学校高学年や中学生になって症状が改善することが多いと言われますが、中学生や高校生まで症状が続いている場合は、改善が難しいことが多いようです。(医師)
卵が食べられるようになるのはいつか、という質問には明確に回答することができません。無理に食べさせない、食べるときには少量ずつというのが原則です。食べさせる場合には、その後の症状をよく観察して、何か症状が出たときにはすぐに病院に行ける体制を整えておくことが必要です。(医師)

卵そのものを食べることは避けて

現状では、加工した卵を少量食べて様子をみてください。様々な食品からたんぱく質を摂るようにしていきましょう。

現在の状態でしたら、卵そのものは避け、パンは食べられる範囲内で食べさせてください。カスタードクリームやマヨネーズなどの加工品も、少量を食べさせて様子をみてください。成長期で栄養面が心配でしょうが、卵以外にも、大豆製品、肉類、魚介類にもたんぱく質は含まれているので、色々なもので栄養をとるようにしてください。(消化器科看護師)

食物アレルギーは少量ずつ食べることで改善する場合もあるようです。今回のようなケースであれば、卵は加工したものを少量食べさせて様子をみて、症状が出た場合は受診を検討するとよいでしょう。たんぱく質を含む食品は多くあるので、様々な食品から摂取してください。


2016/05/21

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